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コスプレの造形、と言うとすごくハードルが高い感じがしませんか?
好きなキャラだけど、鎧が面倒だなー、、、だから変身前の通常バージョンやろう、、というような方、少なくないかと思います。
ですが、造形こそ布じゃない分扱いしやすく(アイロンなどいちいちシワを伸ばさなくていい、ミシン使えなくても大丈夫、など)一度コツを掴んだらステップアップして色々な物を作りたくなってしまう!そんな魅力があると思います。
そんなコスプレの造形初心者の方へ最初のおすすめのアイテム、こんな物が使える!といった物をピックアップしていきたいと思います。
まず、私自身の過去から少し話させて頂きます。
おそらく最初にコスプレしたキャラは某音ゲーの吸血鬼キャラでした。
そのキャラは羽が生えており、各々のコスプレイヤーさんそれぞれの解釈で羽を作られてましたが
自分自身何を思ったかダンボールで羽の形を切り、絵の具を塗り、背中に両面テープで装着していました。
結果、すぐボロボロになり絵の具は衣装に色移りし、常に背中の羽パーツとの格闘、結果黒歴史となっています、、、。
そんな黒歴史でも、やっぱり衣装が出来た時の達成感や好きなキャラになれた!という感覚はすごく嬉しく
今でもはっきりと覚えています。
そのうち色々な知識を得て様々なキャラクター、造形をしてきましたが、最初これを知っていたら・・という経験がとてもあるのでその中のいくつか、基礎的なことをお伝えできればと思います。
作りたい造形の素材を決める!
作りたい造形の元となる素材です、服で言ったら布のことですね。
作る物によって様々だと思いますが、大体の造形では
このあたりの素材を使う事が主流です。
また私の過去を遡って話をすると、ダンボールなどでもいいのでは無いか?と思われる方も多いと思います。
スーパーなどで身近に手に入りますし、塗装も塗ってしまえばわからないのでは・・?
ダンボールでもとてもハイクオリティなコスプレを作る方もいらっしゃいますが、やはり初心者の方にはおすすめしません。
加工も紙のため硬く切りにくい、曲面などで柔軟性がない、塗料、接着剤なども選ぶ、表面の凹凸、大物を作った時の重量感・・等
それらも考慮した場合、やはりおすすめなのがライオンボード(現リアラボード)になります。
COSボードも商品名が違うだけで、大体同じような加工が出来る素材ですので、用途に合わせて使い分けて見てください。
ライオンボードの利点をあげますと
・柔軟性があり、加工がしやすい
・厚さが多数あり、作りたいものによって選べる
・接着剤、塗装もそこまで選ばない
・熱加工出来る
など、本当に様々な造形に向いており初心者の方にもおすすめです。
COSボードなどはオカダヤなど実店舗に見本がいくつか置いてあるので、手にとって比べる事ができたり支流になってきています。
また100均には類似品もあるので、例えば小さな造形であれば100均で作る事も可能です。
以下の物は、私自身がダイソーのEVAボードにて製作した物です。
100円ショップで購入した「EVAスポンジシート」の商品一覧(ダイソー):家モノカタログ様リンク
コスプレでの100均の使用は後々記事に出来ればと思います。
こちらはドリルを作りました。黒のウレタンボードでの使用です。
ウレタンボードの方が、厚さにもよりますがライオンボードより少し硬めな印象です。
また表面が少しザラついてるものもあり、ネットで買う際などは注意が必要かもしれません。
ちなみにドリルの溝は、はんだごてで溝を掘りました。
黒のウレタンボードに素組みした素材にそのままシルバーのスプレー塗料で塗装しただけでそれっぽく見えたので、
大体製作時間は1時間ほどです。
おすすめな接着剤
上記で挙げた、ライオンボード等を組む時の接着剤です。
これだけ揃えておけば最初は大丈夫、な3点ご紹介します。
G10ボンド、G17ボンド、瞬間接着剤(アロンアルファなど)
え、普通のボンドではダメなの?という方、Gボンドの特性、利点を以下でご説明します。
Gボンドのシリーズは様々な物がありますが、その中でライオンボード等と相性がいい物がG10です。
そのものの接着力は弱いですが、圧力を加える事により接着力が増します。
逆にいうと、圧力を加えない限り何度も貼ったり剥がしたりが出来るわけです(塗布後の経過時間が長くなりすぎてしまうともちろん接着力の低下はあります)
と言うことは、何度も貼り直したり出来る事で造形にありがちな複雑な曲面の接着や、外面の広い面積のエナメル布を貼る作業などより失敗を恐れず作業が出来ます。
また、G17に関してはG10よりも速乾性があり、G10の場合は塗布した後少し時間を置かないといけないのですが、G17の場合は直ぐ接着出来るので、乾くまで30分触れない、、というようなことがなく、
使い分けで作業効率がグンとアップします!
更に、Gボンドは共に粘度性もあり、薄くヘラで伸ばして使用したり使い方は多種多様です。
この2点を主に使用しつつ、もっと高い接着性、硬化性が欲しい場合には瞬間接着剤を使用すると良いと思います。
ただ、アクリルの素材など透明なものに使用すると白く硬化してしまう場合もあるので、事前に試すなど素材との組み合わせは注意が必要です。
自分にあった型紙を選ぶ!
上記に挙げた素材をそのまま裁断してしまうと、思ったよりサイズが大きかったり小さかったり、失敗の元となります。
まず素材を扱う前に自分の作りたい物を、紙に移す型紙を作りましょう。
紙の種類は、作る造形物により様々ですが例えば自分に合った鎧を作りたいの場合など全身にラップを巻いて自分のサイズを出したり、新聞紙で作ってしまう方もいて本当に多種多様です。
ただ今回やはりおすすめなのは、一般的な模造紙です。身近にあれば方眼用紙、工作用紙などでも良いでしょう。
型紙の段階であれば、ダンボールもおすすめです。
ある程度厚みがあればなお良く、完成形に近い形を作りやすいと思います。
まとめ
以上、とりあえずこの3点とやる気があれば始められる!必須アイテムをあげました。
挙げた以外にも、定規やカッターはさみ、あれば便利なグルーガン、など挙げればきりがありませんが、
とりあえず何から買えばいいか分からない!
これ作りたいけど、素材どうしよう?
と言う方には、まず手始めにこの付近があればおすすめです。
そのあとに、もっとこうしたい!という用途に合わせて他の物も揃えれば良いのではないかな?と思います。
今は市販でもコスプレの衣装、武器等販売してますが、やはりキャラへの愛情はこだわりたいですよね!
案外簡単にはじめられて、一度やってみると楽しいのでぜひチャレンジしてみてはどうでしょうか。
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