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スタジオに行きたいけど、コロナのせいで思うように動けない!
宅コスでもスタジオに近づけて撮影をしたい!
というあなたに向けて、宅コスでもクオリティを上げられる、プチプラでできる背景作りや撮影器具、撮影のポイントについて紹介します。
実際に作った背景と撮影器具を使用した写真がこちら
某人気アニメの人気キャラクターのサンタコスをイメージして背景を制作しました。
背景の統一感や補色などの色の関係を意識し、全体的にクリスマスをイメージする色でまとめてみました。
また、モチーフにしたのは庭園などによくあるアーチです。
作り方は後ほど詳しく解説します。
撮影機材はスマホ三脚とスマホでOK シャッターリモコンもあると便利
今回使用した撮影機材はこちら
・スマホ三脚
・シャッターリモコン
・スマホ
スマホ三脚はダイソーの500円+税で売っているものがおすすめ
・軽くてコンパクトで持ち運びも便利
・取り外し可能なスマホホルダーと水平器付き
・高さは4段階で調整可能(最長105cm)。
・縦画面でも横画面でもOK
・スマホホルダーを外せばカメラ三脚としても使える
500円でこのクオリティなら、試しに買って1つ持ってても損は無いでしょう。
~編集部より~
先日、スマホ三脚が必要でしたがダイソーに行く時間が無かったためAmazonでBluetoothリモコン付きの三脚を購入しました。
2,000円弱とダイソーと比べると高額でしたが、持ち運び用のバッグ付きで高さ調節も容易でおすすめでした。
是非参考にして下さい。(価格は2020年12月2日時点)
シャッターリモコンがあればより便利
使用したシャッターリモコンはAmazonで購入しました。
スマホ ホルダー 三脚マウント リモコン付き(Amazonリンク)
シャッターリモコンのメリット
・タイマーを使用せず済むため、撮影に時間がかからない
・自撮りに比べて片手の自由が利く
(両手を空けたい方は足で押すことも可能です。)
・Bluetoothに対応している機種であれば幅広く使用できる
※IOS、Android対応していますが、商品説明をよく読んでご購入下さい。今回使用したデバイスはGalaxyA30です
シャッターリモコンのデメリット
・距離を取るとBluetooth接続がきれる
スマホは普段使っているものでOK。
機種によって画質や処理速度が変わるので一度確認してみてもいいと思います。
カメラアプリはULikeを使用。
個人的に今まで使ったカメラアプリの中で1番画質が良く、動作が軽いので使いやすいです。
撮影時は滅多にフィルターをかけません。
なぜなら落ち着いて写真を見直したとき、その雰囲気に合った加工が難しくなるからです。
同じキャラクターでも喜怒哀楽などの表情が違えば、使うフィルターの色味は変わってきます。
そのため、フィルターは加工するときにかけるのがおすすめです。
背景を用意する
特別綺麗な壁やカーテンレールを使用しなくても背景を作ることは可能です。
実際に作ってみた画像はこちら
①壁
②布のみ設置
③装飾後
作る時に大事なこと
・モチーフにするものを決める
・1番目立たせたい色を中心に補色や反対色、同じ彩度や色の明度などを調べる
気に入った組み合わせが見つかり、イメージが固まったらお店で実際に選んでみましょう。
色が与える印象を調べてみるのもイメージが固まりやすくなるのでおすすめです。
用意したもの
今回用意したのは4点。
全て100円均一で用意出来ました。総額で1,300円+税でした。
・農業用の不織布(テーブルクロスでも代用可)
・つっぱり棒(ハンガーと洗濯バサミでも代用可)
・造花(ワイヤー入りのツタ、造花等10点)
・安全ピン
造花や安全ピン等の装飾はキャラクターや撮影したいイメージに合わせて用意して下さい。
背景には農業用の不織布がおすすめ
ふんわりとした雰囲気に仕上げてくれる上に、軽くて設置しやすく、重さで落ちてくる心配がほとんどありません。
ポージングに迷ったときに手で軽く持って撮影するのも、儚さが出ておすすめです。
また、かなりの大きさがあるため野外撮影で使うこともでき、簡単にひらみや躍動感を表現できます。
装飾を留めるには安全ピンがおすすめ
なぜ接着剤ではなく安全ピンなの?と疑問になった方もいると思います。
接着剤は一度付けてしまうと外すのが難しく、外せたとしても接着剤が固まって残ってしまうことがほとんどです。
しかし安全ピンを使うことによって取り外しが可能になり、作品やキャラクターに合わせて背景を変えたくなったら外すだけで元の状態に戻すことができます。
また、安全ピンを使うときのコツは目立たないように裏から付けることです。
裏から付けることによって、目立たない上に取り外すときに簡単に外せます。
加工で消す手間もより少なくなります。
しかも装飾が安定するので落ちる心配もほとんどありません。
表から付けた画像
裏から付けた画像
ライティングは積極的に自然光を利用する
部屋の向きや撮影イメージから検討する
光が適度に多いと見栄えが良くなるのは一目瞭然ですよね。
自然光を使うことで全体の明度が上がり、明るい印象を与え、写真が見やすくなります。
反対に暗いところで撮影をすると解像度が落ち、画質が悪くなってしまいます。
特に強い光の一つである自然光が入るお部屋では積極的に活用しましょう。
住んでいるところや窓がどこにあるかでおすすめの時間帯は変わってきます。
太陽は東から昇り西へ沈みます。
東側に窓が付いているなら朝、南側なら昼、西側なら夕方がおすすめです。
時間帯によって自然光の衣装は変わるので、実際に紙に光を当てて撮影してみました。
朝の光が与える印象は「清々しい」「始まり」
昼の光が与える印象は「活発」「明るい」
夕方の光が与える印象は「落ち着き」「温かさ」
キャラクターの性格や、撮影したい雰囲気によって考えましょう。
その他撮影補助アイテム
あるとより拘れるアイテムを2つご紹介します。
サンシェード/白くて大きな布
サンシェードが光を反射させることを利用し、顔全体に光が行き渡るように手で持ったり床に置きます。
100均で手軽に試すことができるのでおすすめです。
自然光のみ
光の入らない部屋では当然真っ暗です。
照明のみ
一見これでも十分に思えます。
照明とサンシェード
照明の光を反射して影が柔らかくなっているのが分かります。
首元の影が特に分かり易いかと思います。
自撮りライト
室内照明などの大きな照明ではなく、ピンポイントで光を当てたいときは自撮りライトがおすすめです。
100均では売り切れだった為、サンキューマートで購入しました。
明るさ1段階目
明るさ2段階目
明るさ3段階目
瞳に光を入れるには加工アプリやリングライトがおすすめ
顔に近づけることで瞳に光を入れることも可能ですが、ライトの直径に依存するので100均一のライトではどうしても小さな光になってしまいます。
加工アプリやリングライトの使用をお勧めします。
参考リンク:自撮り用ライト一覧(Amazonリンク)
スタジオ級の宅コス撮影をするための3つのステップ
スタジオ級の宅コス ステップ① 光の当たり方を意識する
光の当たる角度によって印象が全く違ってきます。
1番自然に見えるのは斜めからです。
横から当てると片側の影が強調されクールな印象になります。
下から当てると見下ろしている印象になり迫力が増します
漫画やアニメなどを見て、光の当たり方で与える印象を研究してみると、クオリティがグッと上がります。
スタジオ級の宅コス ステップ② 角度や表情を極限まで調整する
綺麗に取れた写真でも、顔の角度や体の角度が良くないと、見ている側にとっては何を表現したいのかがわからないということが起きてしまいます。
それを防ぐためには、まず自分が良いと思ったポージングで試し撮り。
その後写真を確認して、納得がいくまで角度を微調整し試し撮り。
もちろん衣装崩れやウィッグ崩れに細心の注意を払いながら写真を確認することも大切です。
また、目線にも気を配ると更に良くなります。
何度も自撮りをすることで自分の中で1番見栄えのいい角度や自分の長所が見えてきて、その後の撮影の時短にも繋がります。
カメラマンさんに撮影してもらう時も、撮ってほしいイメージが伝わりやすくなります。
自撮りをたくさんして自分の表情を客観的に見ることで長所や改善点が見つかり、更に成長できるきっかけにもなります。
表情の練習については表情筋を鍛えたり、実際に鏡の前で絵文字の真似をしてみるのもおすすめです。
漫画やアニメのキャラクターであれば、原作者がキャラクターによって表情を描き分けていることが多く、原作を確認しながら練習するとキャラクターのイメージが掴みやすくなります。
スタジオ級の宅コス ステップ③ 反転に気をつける
内カメで撮影したときに1番気をつけたいのが反転。
外カメや一眼レフでの撮影なら心配は無いのですが、内カメでの撮影だとどうしても反転してしまいます。
髪型が左右非対称のキャラクターや右や左に髪の流れがあるキャラクターだと、反転していたら見ている側が疑問に思ってしまうことがあります。
その対策方法は、カメラアプリの設定からミラーモードをオフにすること。
すると撮影画面ではミラーモードのままですが、撮影後に自動で反転してくれます。
あなただけのスタジオで、あなただけの推しを表現しよう
細かな気遣いやこだわりを持つことで、作品の良さを見ている人に思い通りに伝えられます。
宅コスだからこそできること、スタジオだと時間制限があってできないことを時間をかけてできるのが宅コスです。
あなただけの手作り背景で、あなたの素敵な世界観で、愛する推しを更に輝かせることができるのではないでしょうか?
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