動画撮影するコツとは?設定やスマホならではの注意点などをご紹介

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YouTubeやTikTokが一般的なコンテンツとなり、動画撮影や動画編集も身近なものになりました。実際に、興味を持っている人は最近増えており、副業としても動画撮影は注目をあびています。特に動画撮影を室内で手軽に行いたいと考えている方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、動画撮影のコツやおすすめの機材、知っておきたい注意点について紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

動画撮影に必要なコツとは?

準備が大切

ネットで撮影場所探し

初心者の場合、動画撮影ときくとなんでもかんでも撮りたくなってしまいがちです。しかし、いきなり動画を撮影し始めるのではなく、どんな動画を撮って、どんな人に観てほしいのか、イメージを組み立ててから撮影することをおすすめします。もしも、誰かから頼まれて動画を撮らなければいけない場合には、依頼者の要望に少しでも応えられるように、何を撮影すべきなのか明確にしておくことが大切です。

動画のイメージができたら、動画撮影がスムーズに行えるように準備を進めましょう。もしも一度しかチャンスがないような結婚式や運動会を撮影したい場合には、予めどんな動きをするのか把握できていると失敗を防ぐことができます。可能な範囲で、情報収集をしておきましょう。

ブレない動画撮影

iphoneをはじめとするスマートフォンやGoproなどの小型カメラは手軽さゆえに、手ブレが生じてしまい、視聴している人が酔いやすい動画になってしまう可能性が高いです。そのためスマートフォンは横向きにし、手ブレしないように脇をしめて両手で撮影するようにしましょう。動きがいらない動画撮影の場合には、三脚などのアイテムを使用し、安定させる工夫を行うのもおすすめです。

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撮影時間の調整

動画をどのくらいの長さで撮るかが重要となります。

初心者の場合、だらだらと5分、10分と撮影しがちですが、要点をまとめた動画を作る際には、短めの動画撮影がおすすめです。後々、動画を編集することになりますが、短い動画の方が編集しやすいメリットがあります。

また、編集のポイントでいうと、動画の前後を気持ち長めに撮影するのもいいでしょう。動画編集では、動画と動画を繋ぎ合わせる作業が発生するため、5秒など時間に余裕を持っておくと編集しやすいメリットがあります。動画撮影する際に意識してみてください。

テロップ用スペースの確保

動画撮影を行う際、後々の編集をイメージしながら撮影することが大切です。

特に最近では動画に字幕やテロップを入れて、視聴者が観やすい動画に仕上げるのが定番となっています。しかし、見せたい部分をアップで撮ってしまい、余白がないと、字幕やテロップが入れにくくなってしまったり、文字が邪魔で動画の見せたい部分が隠れてしまったりすることもあります。

もちろん余白をなくして動画撮影するのもありですが、スペースがないと窮屈な動画になりがちです。仕上がりをどのようにしたいかも前もってイメージしたうえで撮影すると、スムーズに動画撮影を進めることができるので、覚えておきましょう。

アングル(アイレベル)

後から観かえしたときに安心する見え方を意識して撮影することが重要です。基本的には被写体の目と同じ高さにカメラやスマートフォンを置いて撮影する通称「アイレベル」「目高」と呼ばれる撮影方法がおすすめです。

また、被写体によっては別アングルとして、被写体より高い位置から見下ろすように撮影する「俯瞰(ふかん)」を取り入れたり、被写体から低い位置で見上げるように撮影する「あおり」なども使い分けると、より観やすくこだわりのある動画に仕上げることができるため、どのアングルが自分の動画に適しているのか、色々と試してみるといいでしょう。

ホワイトバランス

特に室内で動画撮影する場合は自然光が入らない場所もあるため、光を調整していかに取り入れるかが非常に重要です。そのため、動画撮影をする際はホワイトバランスを意識してみましょう。カーテンから入る自然光と蛍光灯などの室内の光では光の色が異なります。

画質調整

設定画面から調整することが可能です。iphoneを例に挙げると、機種やバージョンによって多少変わりますが、設定⇒カメラ⇒ビデオ撮影から画質を選択し、調整を行うことができます。

また、解像度・フレームレートはデフォルトの設定では「1080p/30fps」になっていることが多く、メジャーなサイズといえます。このサイズでも十分綺麗な動画撮影を行うことはできますが、こだわりたい方は「1080p/60fps」も試してみてはいかがでしょうか。

「30fps」は1秒間に30枚の写真が入っている動画で、「60fps」は60枚の写真が入っている動画のため、「60fps」の方が、より美しく滑らかな動画に仕上げられます。しかし、サイズが大きくなる分、容量も増してしまう点は注意しておきましょう。「4K」も綺麗な動画に仕上げられますが、スマホやパソコンで再生する場合に負荷がかかる容量の大きいサイズになるため、視聴者のニーズに合わせて取り入れるのがいいでしょう。

明るさ

動画撮影後、編集の時点で多少調整することはできますが、動画撮影時に明るさを調整した方が、自然で綺麗な動画に仕上がりやすくなります。

明るさ設定については、iPhoneを例に挙げるとビデオ撮影モードにして対象となる部分をタップすると「太陽マーク」が出ます。このマークが表示されている状態で画面を上に動かすと明るく、下に動かすと暗くなり、画面の明るさを簡単に調整することができます。

フォーカス

例えばiPhoneではカメラモードを起動すると、自動で被写体にピントを合わせてくれます。特に、動画を綺麗に写すために必要な光の調整を自動でしてくれるのは嬉しいポイントです。とはいっても、便利な機能な反面、動画になるとピントが合わなくなってしまう傾向にあります。そうならないために、ライブ動画撮影をする際はフォーカスをロックするのがおすすめです。

iPhoneではフォーカスを合わせたい箇所を指で長押しすることでフロックできます。フォーカスのロックが完了すると、画面に(AE/AF)と表示されるので、確認方法として覚えておくといいでしょう。

スマホでの動画撮影のコツ

最近ではiPhoneをはじめとするスマートフォンに搭載されたカメラも性能が上がり、TVやYouTubeの為の動画撮影も一般的になっています。スマートフォンならではの注意点をいくつかご紹介します。

向きに迷ったときは横向きがおすすめ

動画撮影をする場合、初心者は縦向きで撮影すべきか、横向きで撮影すべきか悩んでしまうことが多いです。

前もって、どのコンテンツで動画をアップするのかも重要となりますが、多くのSNSでは横向きで撮影した動画の方が向いているといえます。例えば、縦向きで動画撮影した場合、左右に黒ラインが表示され、テレビやパソコンでは細長く表示されることになります。横画面に比べ動画が小さくなるため、勿体ないと感じるかもしれません。こだわりがなければ、パソコンやテレビ画面に合わせて横画面で撮影しましょう。

ただし、InstagramやTikTokは縦向きの仕様となっているので、注意して動画撮影を行いましょう。

機内モードで通知を防ぐ

スマホで撮影する場合、外部の音や映像が中断するようなことは避けたいです。そこでおすすめなのが、機内モードです。多くのスマホでは電波の入らない状態である機内モードにして撮影することで、LINEの通知やアプリのお知らせがこなくなります。

撮影中に不要な通知が来ないように設定しておくこともできますが、機内モードに切り替えるだけで通知が来なくなるので、管理がしやすいのは嬉しいポイントです。

動画撮影に使える便利な機材

三脚

動画撮影の機材として、持っておくと便利なのが「三脚」です。

YouTuberなども愛用している人が多いですが、三脚があるだけでカメラを置いてゆっくり撮影ができるため、ブレを防ぎ観ている人のストレスを軽減することができます。しかし、三脚といっても種類が豊富にあるため、持ち運びしやすいような手頃なサイズのものにするのか、より安定するものにするのか、用途によって自分に合ったものを選択しましょう。動画を撮影するときに手ブレを補正してくれるジンバルもおすすめです。

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照明(ライト)

会場やルールによっては難しいかもしれませんが、照明を準備しておくことをおすすめします。理由としては、より鮮明で明るい映像を撮ることができるからです。

より見栄えが良く綺麗な映像を目指している人は、照明を持っておくと動画の質をあげられるのでぜひ試してみてください。ちなみに小型の照明から自分を映し出す程度の大きさなど、サイズは豊富にあるため、用途に応じて自分に合うものを選びましょう。

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マイク

最近ではビデオカメラやスマホのカメラの性能がよく、マイク機能も通常モードで十分に満足できます。しかし、高性能だからこそいらない音も拾ってしまう傾向にあります。音に敏感な人は雑音が多く、気になってしまうポイントの一つです。音にこだわりたい場合には、外付けマイクがおすすめです。音の強弱を調整できたり、マイクで拾いたい音だけをしっかりと拾ったりすることができます。

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動画編集ソフト

動画撮影に慣れてくると、よりクオリティの高い動画を作りたくなります。撮影中でできることには限界があるため、必要に応じて動画編集ソフトを使ってみるのもおすすめです。動画編集ソフトを使用すれば、長い動画の不要シーンをカットしたり、動画をより観やすくするテロップやBGMを挿入したりすることができます。動画撮影の用途にもよりますが、YouTube投稿用の動画の場合には動画編集ソフトを入れた方が、よりユーザーが観やすい動画に仕上がるので、挑戦してみてください。

ちなみに、動画編集ソフトといっても有料版と無料版があるため、パソコンの性能(スペック)もチェックしながら、相性のいいものをチョイスしてみましょう。ちなみに、有料版の場合にはAdobe Premiere Pro、無料版の場合にはPowerDirector Essentialがおすすめです。操作が簡単で初心者からでも利用しやすい編集ソフトを色々と触ってみてください。

動画撮影する際の注意点

コミュニケーション風景

TPOをわきまえる

当然ではありますが法令を遵守することはもちろん、仮に撮影禁止では無くてもTPOをわきまえた撮影を行いましょう。

参考記事:ストリートスナップ炎上事件から学ぶ!街中で撮影する際の注意点

個人情報を映さない

動画撮影をする場合には、動画内に顔などの個人情報が映り込まないように気を付けましょう。私的に使用する場合にはトラブルになる可能性は低いものの、クレームをいただく恐れがあります。

許可が必要な場所では事前に許可を取ったうえで、当日は「関係ない人が映りこまないように」気をつけて動画撮影し、万が一、背景に人が映り込んでしまった場合には、掲載許可を取ったり、動画編集で後からモザイク加工を行ったりするなど、配慮を心掛けましょう。

最後に

今回は動画撮影のコツやおすすめの機材を紹介しました。

動画撮影をする際に最も重要なのは、どんな動画を撮って、どんな人に観てほしいのか、イメージを組み立ててから撮影することです。どれだけ機材を揃えたり、動画をたくさん撮ったりしても、目的やイメージがしっかりしていないと、ぼんやりとした雰囲気の動画になってしまい、仕上がりに満足できない可能性があります。より観やすい動画を作るためにも、環境や構図を意識して撮影しましょう。

動画の質を上げたい場合には、三脚や照明など、動画撮影を手助けしてくれるアイテムを買い足すのもアリです。自分が納得いく動画撮影ができるように、本記事を参考にチャレンジしてみてください!

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