まるで地毛!?テカリを抑えた、自然なウィッグセット術
100均のウィッグでも少しの手間でこれだけ変わる!手順を分かり易い写真と合わせて解説しています。
2次元キャラクターのコスプレをするにあたり、
やっぱりこだわりたいのがアイメイク。
今回は、筆者が普段行っている平行二重の作り方や、
目の横幅を広く見せるメイク方法をご紹介していきます!
目次
普段、何気なく行うことが多いアイメイク。
でも、「なんだか今日は盛れてない」「そもそも、似合うメイクがわからない……」
そんな悩みも尽きないですよね。
コスプレ・普段メイクに関わらず、
まずは<自分の顔立ちがどんなタイプか?>を知っておくことで、
強調すべきポイントや必要なメイクがつかみやすくなります。
顔タイプを知るにはプロの診断を受けたり、自分でチェックを行ったりとさまざまな方法があります。
今回は、アイメイクを行うのに最低限知っておきたいポイントのみご紹介します。
上の2つのイラストの違いは、目と眉の距離(近さ)のみ。
一般的に、
外側に離れているタイプを<遠心顔>
中央に寄っているタイプを<求心顔>
と呼びます。
遠心顔の方は目頭にポイントを置き、
求心顔の方は目じりが広く見えるよう
メイクを行うことでバランスをとることができます。
筆者は求心顔のため、
■目の横幅を目尻側に広く見せる
■黒目より内側には濃い色を置かない
■目頭にはアイラインを引かず、ハイライトをしっかり入れる
といった点を、コスメイク・普段メイクに関わらず強く意識していきます。
※目のアップ写真が続きますので、苦手な方はご注意ください
二重と一口に言っても、その形は人によってさまざま。
同じ二重でも、大きく以下の2タイプに分かれます。
■末広二重:目頭側の二重のラインと、まぶたの襞(ひだ)=蒙古襞が重なっているタイプの二重。
■平行二重:蒙古襞がない/小さく、目頭側まで二重のラインがはっきり見えるタイプの二重。
筆者はこのうちの末広二重で、
コスプレメイクでは目をはっきりと大きく見せたいため、
平行二重に見えるよう二重幅を広げてメイクしています。
それでは、次からは実際に筆者が行っているアイメイクを順を追ってご紹介していきます。
▼まず、すっぴん状態の筆者の目がこちら。
目頭側に蒙古襞がかぶっている、末広型の二重です。
■平行二重のようなラインを目頭側につくる
■自然な範囲で、二重の幅を広げる
ことを意識してつくっていきます。
【手順1】アイテープを貼る
アイテープ1枚では蒙古襞に負けてしまうので、
筆者は必ず2枚重ねて使っています。
1枚目はもとの二重ラインに被せるよう
2枚目は少し重ね、蒙古襞に負けて折れてしまわないラインを探して貼ります。
☆ちなみに、普段筆者が使っているのは以下です。
・1枚目/ダイソーの二重テープ(片面タイプ)
・2枚目/湘南美容アイリッドテープ片面タイプ
湘南美容アイリッドテープ片面タイプ 108枚(Amazonリンク)
アイテープは使いやすいものであれば何でもいいと思いますが、
2枚目は長すぎると変な線が入るため、なるべく短く固めのものがおすすめです。
▼テープを貼った後(カラコンもメイクの一番最初に入れてしまいます)
【手順2】二重のりを重ねる
ここからさらに二重幅を安定させるため、
上から被膜タイプの二重のりを塗ります。
テープ2枚貼り⇒二重のりでしっかりとしたラインをつけることで、
蒙古襞に負けずに平行ラインをつくることができます。
つけまつげ・アイシャドウを済ませたら、
先程つくった平行二重をより強調していきます。
▼水色の印をつけている範囲に、白に近いコンシーラーを塗っていきます。
▼筆者が使っているのはこちら
ケイト レアペイントファンデーション 100 白肌(Amazonリンク)
このままだと白すぎるので、肌色コンシーラーと混ぜて調節します。
※写真ではわかりやすく濃い目に乗せていますが、自然な仕上がりになるようにぼかしていきましょう。
前述のとおり、筆者は<求心顔>タイプのため、
できる限り目の横幅を外側に広げるようにしています。
次のステップでは、二重幅を強調しつつ、目じり側の横幅を拡張していきます。
■ピンクの線:薄いブラウンのリキッドやシャドウ
■水色の線 :白に近いコンシーラー
もともとの白目の範囲を、より外側に広げていくイメージです。
↑で引いた白の拡張ラインに沿って、下つけまつげを貼っていきます。
最後に、白のラインをぼかしながら、アイシャドウやラインを重ねてより自然な目元に近づけていきます。
■ピンクの範囲:ブラウン~赤系のシャドウ
■青いライン :細いアイラインでまつげを書き足す
これで完成です。
二重の幅やつけまつげの有無などはキャラクターによっても大きく変わりますが、
基本的にはすべてこれらの手順を踏んでメイクしています。
今回は末広二重から並行二重へ更に目を大きく見せるメイクについて解説しました。
コスプレメイクは普段メイクよりも、
さらに大胆に自分の目の形を変えやすく、幅広い工夫ができるのも面白さのひとつ。
もちろん、表現したいキャラクターやもともとの目の形によりメイク方法はさまざまですが、
今回の記事が少しでも参考になりましたら幸いです。
miiko
コスプレイヤー/質感・空気感を大切にした作品づくりを行っています。
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