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写真好きの皆さんは、美術館で写真撮影ができることを知っていますか?
美術作品や展示室内は撮影禁止…そんな美術館の常識が最近変わってきています。
アートと写真撮影を同時に楽しむ!そんな美術館の新しい楽しみ方をご紹介します。
SNSで話題!美術館での写真撮影
近年、美術館の中で写真撮影ができるようになってきています。
作品と一緒にオシャレに写真を取ってSNSにアップすればいいねが沢山つくことでしょう。
ところで、なぜ美術館の中で写真を撮ることができるようになってきているのか知っていますか?
それは、SNSによる広報効果を期待しているからです。
2018年に六本木の森美術館が展覧会入場者数の年間記録1位を獲得したことがきっかけとなり、美術館業界でSNSによる広報が注目を集めています。
その注目度の高さは、森美術館の広報担当者がSNSマーケティングに関する著書を出版するほどです。
TwitterやInstagramといったSNSで美術館の名前を検索してみれば、多くの美術館が積極的に写真の撮影とアップロードを勧めていることがわかると思います。
参考商品:シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略
美術館で写真を撮るコツ
それでは、実際に美術館で綺麗に写真を撮るコツをご紹介していきます。
事前準備
まず、展覧会ごとに撮影可能な範囲が異なります。
写真撮影が解禁されつつあるとはいえ、展覧会によっては全面撮影禁止の可能性もあります。
会場に到着してから撮影禁止だと気がついたなんてことがないように、事前に公式WEBなどで確認しましょう。
他にも、持ち込みできる機材は確認しておいた方が良いです。コンパクトなミラーレスカメラやスマートフォンならほとんどの場合問題ないでしょう。
美術館の展示物の撮影
美術館は作品をなるべく良い状態で保存する義務があります。
作品に強い光が当たって退色することを防ぐために、展示室内は薄暗いことが多いです。
なので、高感度で手ブレに強いカメラがおすすめです。
ISO感度は高めに設定し、露出補正をプラスするとより綺麗に写すことができるでしょう。
最近注目を集めているのは空間そのものを作品とする「インスタレーション」と呼ばれるアート。
インスタレーションはとっても写真映えするので、ぜひ撮影してみてください。
こちらの写真は世界的なアーティスト、オラファー・エリアソンのインスタレーション作品《The Wether Project》です。
建築物としても魅力的な美術館
展示室に入る前に美術館の前で撮影するのもおすすめ。
美術館として建てられた建築は個性的な外見のものや、有名建築家による設計のものも多く、写真映えすること間違いなし!
六本木の国立新美術館は日本を代表する建築家、黒川紀章が手がけています。ガラス張りで大きく波打った壁面が美しいですね。
上野の国立西洋美術館はル・コルビュジエの建築として、なんと世界文化遺産に登録されています!
美術館で写真撮影する際のNGポイント
美術館/展覧会事に撮影のルールは変わります
写真撮影に関する基本的な注意事項は、ほとんどの場合展覧会の入り口に掲示されています。
撮影が可能な範囲などを確認してから入場しましょう。
展覧会ごとに禁止になっている事項は異なりますが、三脚や自撮り棒などのカメラを手元から離す機材の使用、フラッシュを焚いての撮影はNGとなっていることがほとんどです。
気になることがあれば、撮影する前に監視員に確認しておくとトラブルを防ぐことができます。
ルールだけでなく他の来場者の方にも配慮を
多くの美術館が広報のためにSNSへのポストを推奨していますが、あくまで展覧会は作品を鑑賞する場です。
撮影に夢中になりすぎて、鑑賞する人の邪魔にならないように注意しましょう。
展覧会によっては作品の周りに結界と呼ばれる背の低いポールが立っていることがあります。
これは「これ以上作品に近づかないで」というサインなので、それより身を乗り出して撮影しないようにしましょう。
結界がない場合も、作品に近づきすぎないように気をつけたいですね。
美術館は作品の保存にとても気を使っています。少しでも作品や快適な鑑賞環境に影響が出ることは避けて撮影しましょう。
まとめ
美術館での写真撮影のコツや注意点について解説させて頂きました。
撮影のコツとNGポイントをしっかり押さえて、快適にアート鑑賞&撮影を楽しめるといいですね。
展覧会を探すのに役立つウェブサイト【美術手帳】
美術手帖(https://bijutsutecho.com)は全国で行われている展覧会を紹介するアートポータルサイト。
面白そうな展覧会を見つけたら、こちらから美術館の公式サイトへアクセスして撮影が可能か確認してから出かけてみるといいですね。
ぜひ、アートでSNS映えな撮影を楽しんでみてください!
~以下ふぉーかすスタッフより~
youtubeでも少し話題になった「あつまれどうぶつの森」の美術館を解説した動画内でコメントしていた川瀬研究員の一冊です。
歴史的背景から技法など漫画を交えて分かり易く解説して下さっています。
ゴッホ展に行く前に読みたかったです…是非参考にして下さい。
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