コスプレROMの作り方とポイントをご紹介!【コスロム】

 

こんにちは、コスプレイヤー兼ライターのyuiyuiです。

 

突然ですがコスプレイヤー・カメラマンの皆さん、撮ったコスプレ写真ってどうしてますか?
twitterやインスタにアップしたり、コス友間で共有したりして終わりという方も多いのではないでしょうか。
もしかしたら撮影にした後SDカードの中に眠ったまま、という方もいるかもしれません。

 

せっかく情熱をかけて撮った渾身の写真、それだけでは勿体ないと思いませんか?

 

”もっとたくさんの枚数を見て欲しい”

”何かの形にして残したい”

 

そんな気持ちを少しでも持っている方にオススメしたいのが「コスプレROM」です。
今回の記事では「コスプレROMって何?」「どうやって作るの?」といった部分を解説します。

二次創作や著作権については様々な論点がありますので、こちらでは割愛させて頂きます。
法律の問題をクリアしている前提でコスプレROMの作成を検討されている方に向けて解説させて頂きます。

コスプレROMって何?

コスプレ写真

コスプレROM(通称コスロム)とは、コスプレ写真をCD-R等の媒体に焼いてコミケ等のイベントで頒布する事です。
写真集とは違い「多くの枚数を収録できる」「印刷コストが低い」とったメリットがあります。

どんなジャンルがあるの?

ジャンルは可愛い女の子キャラが多めですが、男装レイヤーさんや男性でも素晴らしい作品を作っている方もたくさんいます。
「作品を広めたい」「表現したい」という熱い気持ちを持ったジャンルで挑戦してみてください。

コスプレROMを作る前に

まずは最初に「テーマ」「メンバー」「スケジュール」を決めましょう。

「メンバー決め」と「テーマ決め」の順番はどちらが先でも大丈夫です。

メンバーを決める

コスプレROMを作る場合、コスプレイヤー・カメラマン・コスプレ合せのメンバー等多くの人が関わる事になります。
ここで重要なのは「誰が主導となって進めるか」です。
リーダーを決めないと話が先に進みません。最初に決めてしまいましょう。

 

そして、コスプレROMを制作するには少なからずお金がかかります。
お金の話はしにくいかもしれませんが、途中でかかる費用や売り上げについてどうするのか事前にハッキリさせておくことをお勧めします。

 

一般的に下記どちらかのパターンが多いようです。

 ケース1:かかった費用も売り上げも全員で折半

 ケース2:必要な費用の全てをリーダーが負担する代わりに売り上げも全てリーダーへ。

 

ケース2の場合、関わったメンバーにはお礼として謝礼金完成したコスプレROMを献品する場合が多いようです。

 

可能であれば具体的に撮影する前にそういった内容を書面やメールでまとめても良いかも知れません。

 

・費用はどうするのか(スタジオ、CD/DVD、印刷用紙、インク、会場への郵送等)

・売上はどうするのか

・謝礼金や献品はどうするのか(いつ何をどう渡すのか)

・在庫はどうするのか 等々

テーマを決める

次に、コスプレROM全体を構成する「テーマ」を決めましょう。
特定の作品で統一する方が多いですが、ポートレート系の場合は「可愛い」「セクシー」「クール」等の大まかなテーマで収録する場合もあります。

 

特に、カメラマンさんが主導となって制作する場合テーマの選定は非常に重要です。
撮影には様々なコスプレイヤーさんに協力して頂くことになりますので、テーマや作品が魅力的でないと断られてしまう可能性があります。

スケジュールを立てる

メンバーとテーマが決まったら全体の大まかな計画を立てましょう。
先に頒布するイベントの日程を決め、そこから逆算してスケジュールを立てると考えやすいかもしれません。

 

サンプルとしてC98(2020年5月2日~5日)に出す場合のスケジュール例を記載しておきますので参考にしてください。

冬コミケまでのスケジュール例

●8月          :申し込み締め切り
●9月まで        :撮影スケジュールを決める(参加者と調整)
●10月~11月中旬   :撮影
●11月中旬~11月下旬  :写真の選定&レタッチ
●12月上旬~中旬   :パッケージデザイン完成
●12月上旬~中旬   :ROM焼き&パッケージ印刷&箱詰め
●12月中旬~下旬      :ポスター&お品書き作成
●12月末       :イベント当日

 

特に人気のコスプレイヤーさん、カメラマンさんにご協力頂く際には余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

 

SNSでは1か月で全てこなしてしまうスーパーコスプレイヤーさん、スーパーカメラマンさんもお見掛けしますが、初心者の方は慣れないイベント手続きや梱包に手間取ってしまう可能性が高いのでお勧めできません。

 

万が一間に合わなかったり、体調不良になったりして参加できない場合、イベント関係者に迷惑をかけてしまいます。

繰り返しにはなりますが、余裕をもったスケジュールを立てましょう。

 

『コミックマーケット98ジャンルコード一覧』によると「コスプレ」ジャンルは現時点では4日目(5月5日)の予定です

コスプレROMを作るには何が必要?

次に、コスプレROMを作る為に必要な物について説明していきます。

その①コスプレ写真を撮影する

当然ですが、コスプレROMを出す為にはコスプレ写真が必要です。
コスプレROMとして頒布するのであれば出来れば2~3のロケーション衣装も2種類以上あると望ましいです。

 

まとめて色々なロケーションで撮影するならスタジオ撮影がおすすめです。
スタジオと聞くとハードルが高いように聞こえるかもしれませんが、シェアスタジオはいくつものロケーションが容易されていて、料金的にも比較的手軽に利用可能です。

 

頒布であっても料金を取れば商用とみなすスタジオもある為、極力商用利用可能なスタジオを利用しましょう。

商用利用の可否が不安なスタジオは確認のうえ利用しましょう。

その②データを入れる媒体(CD/DVD)を用意する

写真を撮影したら次はROMに焼く作業です。

 

まずCDかDVDかについては容量と価格の違いだけですので、お持ちのPCと収録したい写真の容量、お財布と相談して決めましょう。

PCに光学ドライブが無い場合は、外付けのDVDドライブが3,000円程度で購入可能です。

 

写真と一緒にテキストファイル(挨拶文やリリース年月日、コスプレ名やSNSアカウント等)を入れておくと後で管理しやすくなります。

 

最近のPCではCD-RやDVD-Rを用意してPCに入れ、収録したい写真をコピー&ペーストするだけのものも多いです。

不安な方は失敗したときの為、余分にCD/DVDを用意しましょう。

 

ある程度の購入希望者が見込め、大量に作成する方は一度に複数枚のROMを作ることが出来るデュプリケーターの購入を検討しても良いかも知れません。

 

◆参考:DVDデュプリケーター SC07 日本語表示 7シリーズ(1:7)DVDコピー機(Amazonリンク)

 

その③パッケージとラベルを用意する

さて、CDが準備出来たら次はパッケージです。
市販のDVDのようなパッケージに入れて頒布するのが一般的です。
「DVDトールケース」と検索するとたくさん出てきます。
個人的にはたくさんあってもかさばらない「薄型」をお勧めします。

 

◆参考:トールケース一覧(Amazonリンク)

 

CDの表面に貼るシールやパッケージの台紙も全てネットで購入可能です。

デザインについてはグラビアDVDさんやアダルトビデオが参考になるといわれていますが、盗用の不安等ありましたらデザイナーさんに外注するのが安心かも知れません。

 

◆参考:DVDトールケース(薄型)(Amazonリンク)

DVDケース

 

◆参考:DVDジャケットカード(Amazonリンク)

DVD ジャケットカード

 

◆参考:CD/DVDラベル&カード(ラベル屋さんリンク)

 

また、お金に余裕がある場合は印刷を業者に依頼する事も可能です。
最小ロットが100個~など決められていますが、安い所を探せば1個100円~150円くらいで印刷できます。

その④コミケやイベントへ申し込む

写真の準備と並行してイベントの申し込みも忘れないようにしましょう。
コスプレイベントではこういった創作物の販売はありませんので、多くの場合コミケやオンリーイベントでスペースを取って販売することになります。

 

サークル参加の方法については各イベントの公式ページをご確認下さい。

 

コスプレROMに入れる写真について

ここまでコスプレROMの作り方を簡単に説明してきましたが、次は実際にコスプレROMの中に収録する写真について少し詳しく解説していきます。

画像は何枚必要?サイズは?

収録枚数は一般的に200枚前後が多いです。
特に決まりはありませんので、それ以上の枚数収録しても問題ありません。
逆に100枚以下だと少なすぎると言われる可能性があります。

 

解像度は横1200~1920pxくらいが一般的です。

保存形式は?

画像の拡張子はJPEG等の一般的な物にしましょう。
RAWデータも一緒に収録されていると喜ばれるかもしれませんが、必ず同時に一般的な拡張子のデータも入れるようにして下さい。

htmlやFlashにする必要はある?

少し前までのコスプレROMは、htmlやFlashを使ってスライドショーや絵本のように見られる工夫をされているものが多くありました。
しかし最近はそのまま画像を入れて焼くだけの方も増えています。

 

それは“画像閲覧ビューワーは自分で選びたい”という人が増えた為です。
htmlやFlashの形式になっていると、画像が格納されているフォルダを探すのが手間だったり、画像だけを抜き出して使うことができない形式になっていることもあります。

 

・見せたい形式やフォーマットがあるならhtmlやFlashを使う
・購入した人に任せるならそのまま入れる

 

と目的に応じて選択するのが良いでしょう。

手に取って貰う為のポイント

次に、作ったコスプレROMをたくさんの人に手に取って貰う為、気をつけるべきポイントをご紹介します。

最低限のレタッチは必要

元の写真自体が完璧であれば必要ないかもしれませんが、色味や明るさを少し調整するだけでも写真の印象は大きく変わります。
photoshopがあれば良いですが、フリーでも便利な写真補正機能を持ったツールが多数出ていますので是非探してみて下さい。

 

ただし、元が誰か分からないレベルで加工してしまうとイベント当日に分かってもらえない可能性があるので注意しましょう

価格は相場以内に

価格はなるべく相場以内に抑えた方が手に取って貰いやすくなります。

 

迷ったら1,000円~2,000円くらいの間に収めると良いでしょう。

おまけがあると喜ばれる

コスプレROMに収録するのは基本的に写真ですが、おまけでメイキングの様子やコスプレイヤーさん達から一言、といったおまけの動画があると喜ばれます。

 

動画はあくまでおまけなので凝った編集をする必要はありません。

宣伝が大切

一度でもコミケに参加したことがある方はわかると思いますが、当日は物凄い人で溢れかえります。
また参加サークルもかなりの数になりますので、たまたま通りがかかった人が買ってくれる割合はあまり多くありません。

 

よりたくさんの人に知って貰うにはSNSでの宣伝が必須です。
ハッシュタグ等を活用して目的のイベントに参加する人の元に情報が届くようにしましょう。

 

また、イベント日は少しでも目立つように写真を使ったポスターを飾ると効果的です。

通販や委託、ダウンロード販売も検討しよう

コスプレROMはイベントで頒布する以外に通販や書店委託、ダウンロード販売といった方法があります。
書店委託についてはジャンルや状況によっては断られてしまう可能性もありますが、もし置いてもらうことができればよりたくさんの数を頒布することができるようになります。

 

まずは一度、問い合わせてみてはどうでしょうか。

コスプレROMを出す場合の注意点

最後に、コスプレROMを出す際の注意点をご紹介します。

著作権には注意が必要

コスプレを楽しむだけなら「私的利用」の範囲で問題ないと言われていますが、コスプレ写真を有料で売る場合には著作権が絡みます。

 

同人誌と同じくグレーゾーンの存在であることは理解しておきましょう。

有名・無名関係なく二次創作のガイドラインを確認したうえで活動しましょう。

カメラマンさんやコスプレイヤーさんの許可を取ろう

当然ですが、コスプレROMとして頒布する場合はカメラマンさん・コスプレイヤーさんに許可を取る必要があります。

 

頒布する写真の中に本人以外のコスプレイヤーさんが写っている場合は、必ず全員に頒布したい旨を伝える必要があります。(もちろん撮影前に事前に伝えるのが一般的です。)

 

間違ってもコスプレイヤーさん、カメラマンさんに無許可で頒布してはいけません。

まとめ

今回はコスプレROMの作り方をご紹介しました。

撮ったコスプレ写真を有効活用したいと思っている方に、少しでも参考になりましたら幸いです。

 

コスプレROMを出すという目標が出来ると、「ロケ撮影の計画立てよう!」「新作の衣装を作ってみよう!」「やったことのない撮影技法を試してみよう!」とコスプレへのモチベーションがドンドン高まってより楽しくなりますよ。

 

パソコンとプリンターさえあれば1部から作成できますので、是非一度チャレンジしてみてください。

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