【個撮】個人撮影で発生しうるトラブルと注意点・予防法
個人撮影の注意点や予防法を解説!
「ライブカメラマン」という名前、あまり耳馴染みがないですよね。
ですが、ライブカメラマンが撮影したものを見たことはきっとあるはずです。
音楽雑誌やウェブサイトにミュージシャンのライブ写真が載っていますよね。
その写真、ライブカメラマンが撮影してます!
では詳しくみていきましょう!
目次
ライブ(live)を日本語訳すると「生」です。
テレビで生放送番組がやっていると「LIVE」と画面に表示されていますよね。
では、「生」を撮っていれば「ライブカメラマン」なのか?というとそうではありません。
一般的に言われているライブカメラマンは「音楽ライブを撮影しているカメラマン」を指します。
ライブ会場で一眼レフを構えて走り回っている者が「ライブカメラマン」です。
ただし、あくまで職業はカメラマンです。
カテゴリーで分けるとこんな感じ↓
カメラマン>商用カメラマン>ライブカメラマン
カメラマンの中で専門・得意分野があるということです。
なので、ライブカメラマンだからといって、スポーツ写真やモデル雑誌の撮影が禁止されているわけではありません。
「ライブカメラマン」は肩書きの1つです。
ライブカメラマンの現場は、イベント会場だったりライブハウスだったり音楽フェスだったり…
場所は色々ありますが、ライブがあるところへ出向きます。
主催者側からライブ全体の写真を頼まれることもあれば、ミュージシャン側から頼まれることもあります。
また、ミュージシャンとの繋がりができれば、ライブだけではなく、アー写と呼ばれる「アーティスト宣材写真」や「CDジャケット写真」、「物販写真」などミュージシャンが活動するにあたって必要な写真を頼まれることも多くなります。
その場合、ライブを撮影していませんが、職業はカメラマンなので、撮影できるようであれば積極的に撮影していきましょう!
ライブカメラマンに資格はありません。
なので「ライブカメラマンに絶対なる!」と強い意思があれば誰でもなれます。
しかし、今からご紹介する道、どれも強い意思がなければどの道にいってもなることは厳しいです。
覚悟しておいてくださいね!
カメラマンの専門的な知識を学ぶことができます。
大学では写真科のように写真を扱っているところは数多くあります。
ライブ写真以外の専門的なカメラに関する知識も学ぶことができるので、カメラマンとしては非常に成長できます。
専門学校はライブカメラマンに特化したコースも誕生しています。
このコースならばライブカメラマンのノウハウを深く学ぶことができますし、実習でもライブ撮影があります!
ライブカメラマンの知識や技術を学ぶには最適な場所です。
学校は、就職活動のサポートもしてくれます。
必ずしもなれるわけではありませんが、ライブカメラマンになれるフィールドやコネクションがあることが強みです!
学校卒業後や、学校には行けない方にご紹介する道はこちら!
ただし、ライブのみの撮影は難しいです。
企業によって差はありますが、イベントに関する運営だったり、スタジオの受付だったり、ライブ写真以外のこともします。
割合でいえば、ライブ:その他=1:9 の可能性もあります。
企業としてライブ写真を部署や主な事業内容にしているところはほとんどありません。
なので自分でライブ撮影のノウハウを独学で行わなければならない辛さもあります。
ですが、企業に属しているので、固定収入があり生活は安定しますし、社会人経験にもなります。
ちなみに、ライブカメラマンの視点だけでいえば、
フォトスタジオよりも音楽に関係する企業の方がおすすめです。
フォトスタジオではカメラの知識や技術は手に入りますが、自ら音楽を学ばなければいけません。
音楽シーンは目まぐるしく変わって新しく進化していきます。
それならば、音楽の環境の中で、自らカメラを学びにいったほうがいいでしょう。
ライブカメラマンをやる上で撮影技術はもちろんのこと、ミュージシャンとのコミュニケーションも大事になります。
自らを営業する力が必要となるのです。
ミュージシャンからすれば、カメラの話よりも音楽の話の方が盛り上がりますよね!
そこからライブ写真の話へ派生することもありますよ。
学校や企業へ進む選択肢以外にも、全て自分で行う独学の道があります。
これが一番「ライブカメラマン」ができると思います。
ライブカメラマンだけに集中でき、自身が好きなミュージシャンを撮影できる。
こんないいことはありませんよね。
ただ、本当に大変です。厳しく辛い道です。
自らミュージシャンや音楽関係の人と繋がりを持たねばなりません。
「撮影させてください!」と営業していかねばなりません。
その傍ら、カメラの知識を学んでいかねばなりません。
モチベーションも保っていかねばなりません。
でも、それさえ頑張って続けていれば、ライブカメラマンになれます!
写真が世に出て認められることができれば、その写真に写ったミュージシャンも有名になりますし
ミュージシャンが売れれば一緒についていくことも可能です。相乗効果が生まれます。
非常に大変ですが、「ライブカメラマンになる」点で言えば、険しいですが一番の近道です。
ライブカメラマンとしての最大のメリットは
「音楽を間近で観れる・聴ける」ことです。
撮影場所にもよりますが、大抵ステージと客席の間に通路があり、運営スタッフやメディアスタッフが通ることができます。
ということは、客席の最前列より前で観られるということです!
また、ステージ袖や裏からも撮影ができるので、一箇所だけでなく四方八方から観られますね!
音楽好きなら最高の現場です。
こんな楽しい現場、デメリットなんてあるの?と思いますよね。
はっきり言いましょう。量だけで言えばデメリットの方が多いです。
以下例を5つご紹介します。
重いカメラを2、3台持って会場を駆け回ります。
なぜ1台ではないかというと、望遠や広角などレンズを交換している暇なんてないのです。
交換もできますが、その間の演奏は止まりません。シャッターチャンスを逃す致命傷になりかねません。
複数のカメラを持ち、そして構え、また走る。かなり体力を消耗します。
腕や足の屈伸が非常に多く、開始前にはストレッチは必須です。
また、ライブカメラマンになりたての頃は筋肉痛にもよくなります。
ライブにもよりますが、休憩がないこともあります。
できるとすれば、水分補給程度です。
短時間のライブならまだしも、ライブイベントや長時間に渡るものの場合
なかなかまとまった休憩をとれない場合もあります。
安心してください、暴力ではありません!笑
ライブハウスでありがちなのですが、カメラマンとお客さんの仕切りがない場合があります。
その場合、お客さんに混じって撮影したり、お客さんの足元でステージを撮影したりします。
当然、お客さんもノリノリですから、悪気なく当たってしまうこともあります。
ライブ写真は、被写体が大きく動くので、1ポーズに対して連写をすることが多くなります。
ゆえに、撮影枚数が多くなるんですね。
撮影時間が長ければ長いほど、枚数も増えるので、ひとつのライブにつき1000枚を越えることもあります。
ミュージシャンがいて、ライブカメラマンがいます。
被写体ありきの職業です。
いくら自分のカメラ技術があっても、快く受け入れてくれないこともあります。
施設の関係で撮りたい構図が撮れない場合もあります。
被写体側に不祥事が起きれば、撮影ができなくなります。
今まで撮影していたミュージシャンが売れて事務所に入った場合、今後のカメラマンは事務所指定の人材を起用する場合もあります。
もちろんコミュニケーション力や相手を見る力も必要となってきますが、
人相手の仕事なので、自分だけでは解決しないことも多いです。
悔しくても受け入れるしかないことも多々あります。
以上、厳しいことを述べてきましたが、
それらは全て「音楽が好き」ならば乗り越えられます。
「ライブカメラマンになる」と強い意思があれば大丈夫です。
撮影中や音楽仲間との会話は本当に楽しいですし、写真を喜んでもらえるのでとってもやりがいのある仕事です。
思い切って挑戦しましょう!!
もなやま
ライターを主軸に自由気ままに生きています。 フォトグラファーの経験をもとに撮影や機材のノウハウを書いていきます!
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もなやま
ライターを主軸に自由気ままに生きています。 フォトグラファーの経験をもとに撮影や機材のノウハウを書いていきます!