【個撮】個人撮影で発生しうるトラブルと注意点・予防法
個人撮影の注意点や予防法を解説!
他のカメラマンとは一味違う個性的なポートレートを撮影するためには、「どのような場所で撮影するか」といったようなことも非常に重要な要素となってきます。
この記事では、カメラマンのポートレート撮影におけるよりよいスポット選びのちょっとしたテクニックについて解説していきす。
これらのテクニックを有効活用すれば、「自分だけが知ってる隠れポートレートスポット」の発見も夢ではありません。
ポートレートの撮影場所探し、すなわちロケハンにおける基本は自身の足を使って実際に探して回ることです。
多少面倒に感じられるかもしれませんが、他のカメラマンと差をつけたいのであれば必須とも言えます。
できれば休日を利用していろいろなスポットをじっくり探索したいところではありますが、時間というものは限りがあるもの。
できるかぎり効率的に場所探しを行いたいならば、JRやローカル線などの電車(地下鉄除く)を活用することをおすすめします。
電車に乗っていれば、やや俯瞰の状態から周囲の風景を見渡すことができます。
そこから「よい写真が撮れそう」と思った場所近くの駅で降り、周辺をその足で探索するといった感じで進めていけば、より効率的かつ的確にポートレートに適した場所を探し出せるでしょう。
加えてロケハンの際、カメラの持参は必須です。
自分の目だけでは本当の魅力を発見できないような場所というのは少なからずあるものですから、気になったところはとりあえず撮ってみるというのが大事です。
帰宅後、撮影した写真を元にモデル有りの構図をイメージすれば、本番の撮影でスムーズかつ迷いなしの撮影が行えるでしょう。
前述した方法に加え、ネット上のさまざまなサイトを有効活用すると、場所探しはさらに楽なものとなります。
たとえば「JL-DB」などのロケーション関連のデータを取り扱っているサイトです。
これらのサイトでは、日本各地に存在している見映えのよいロケーションの情報を検索閲覧することができます。
本来は映像製作者に向けたサービスなのですが、写真撮影を目的としている方にとっても非常に有用です。(商業施設や公共施設など、事前に撮影許可が必要な場所も含まれていますのでご注意ください)
もうひとつのお役立ちサイト(アプリ)は、皆さんもふだん利用されている「Google Map」です。
このサイトで使用できる「ストリートビュー」という機能を使えば、指定した場所の風景をネット上から実際に歩き回るのと同じように楽しむことができます。
この機能が使えないポイントも少なくはありませんが、これを活用すれば実際現地に行かずとも、ポートレートにうってつけな場所をある程度絞り込めます。
直接のロケハンと合わせて行えば、ポートレート撮影の幅をかなり広げられるでしょう。
ポートレートの場所を探すにあたっては、
「そこで撮影ができるか」
「手続きは必要か」
「(商用利用の場合)商用の撮影は出来るか」
といったことについて必ず確認しておきましょう。
美術館や商業施設に設けられている庭などは一見撮影できそうに見えて、実は禁止されているといったことも珍しくありません。
寺社仏閣、水族館や動物園なども要注意です。許可が必要な場所に関しては、事前に電話連絡やホームページなどで詳細を確認し、適切な手続きを踏むようにしましょう。
また、制限のない場所であっても、周囲の人々の迷惑にならない撮影を心がけてください。
これはポートレートに限ったことではありませんが、マナーの悪いカメラマンによって施設の管理者や観光客が不快感を覚えたというのはよくある話です。
注意によっても改善が見られなかったため、撮影禁止となった場所も少なからずあります。
あなたの行為が原因で撮影できない場所が増えれば、他のカメラマンにとっても大きな迷惑となります。
マナーを守って正しいポートレート撮影を心がけましょう。
bitamin00
カメラマン兼ライターです。 自分の経験を元に、みなさんの撮影に活用できそうな情報を提供していきます。
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bitamin00
カメラマン兼ライターです。 自分の経験を元に、みなさんの撮影に活用できそうな情報を提供していきます。