冬は工場夜景撮影がオススメな理由と撮影スポット紹介

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カメラ好きの皆さんは、冬になるとどんな被写体を選んで撮影しますか?

 

雪景色、氷瀑、枯れ木、冬服のポートレート、アイスバブル、星空…

様々な被写体があり、写真活動がとても楽しい季節ですよね。(もちろん年中楽しいですが。笑)

 

そんな冬の撮影で、難易度も比較的低く、他の季節と比べて満足感の高い撮影ができる被写体が存在します。

そう、工場夜景です。

 

冬になると工場夜景の撮影が非常に捗るようになります。

それは一体なぜなのか、今日はその理由を解説しつつ、最後にオススメの撮影スポットについてご紹介します。

冬に工場夜景撮影がオススメな理由

冬になると工場夜景撮影がおすすめな理由。それは撮影環境の変化にあります。

工場夜景は人工物で風邪でも揺れ動かないため、三脚を構えてじっくり撮影できるのでいつでも同じような撮影ができるというイメージをお持ちの方もいるかと思います。

ここでは、そんな工場夜景が特に冬におすすめな理由を3つご紹介します。

 

暗くなるのが早い

工場夜景紹介 日没時間

最大にして最高のメリットからご紹介します。

それは、日没時間の違いです。

 

冬は一年の中でも日照時間が短く、日没時間も早くなります。

どれくらい違うのかというと、夏至の日没時間が19時ごろなのに対して冬至の日没時間は17時前となります。

なんと3時間も差があるのです。

 

夏至と冬至で比べると極端な比較になりますが、それ以外の日でも夏は平均18:40、冬は平均17:00と2時間近くの差が出てきます。

つまり、冬はそれだけ早い時間帯から工場夜景の撮影ができるということです。

夏場だと、日没時間の19時前を過ぎてもまだマジックアワーの時間帯なので明るさが残っています。

 

撮影開始時間が遅くなると、当然撮影時間が短くなる、もしくは夜遅くまで撮影することになります。

撮影場所が自宅から近ければいいのですが、県を跨いでの撮影など長距離の移動を要する場合は体力的にも辛くなってきます。

 

逆に早い時間帯から暗くなり始める冬場では16時前にはスタンバイして17時過ぎには本格的な工場夜景の撮影が始まるので、時間にも体力にも余裕が生まれます。

そうすると、1箇所だけではなくいろんな撮影スポットを探索することもできるので良いことづくめというわけなのです。

 

気温が低いと工場からの煙が増す

工場夜景紹介 煙

冬は気温が低いです。

そんな当たり前の話ですが、工場夜景の撮影にとっては非常に重要な要素となります。

 

工場夜景の魅力はただただ光り輝くロマンティックな情景だけではありません。

煙突などから出る煙やフレアスタック(煙突の先端から放たれる炎)による力強い重厚感とファンタジー感も見所です。

 

冬は気温が低いため、この煙やフレアスタックが気温差でより大きくなる傾向にあります。

そのため、長時間露光で煙を流したり、逆にシャッタースピードを早めてフレアスタックの強い光から光芒を表現してみたりといろんな撮影が楽しめます。

 

空気の揺らぎが少ないのでクリアな写真が撮れる

工場夜景紹介 クリアな写真

夏場の暑い工場夜景は蜃気楼が起こって写真が揺らぐことがあります。

特に工場は常に蒸気や煙を帯ているので現場の気温はさらに高く、目視でわかるぐらい歪むこともあります。

 

そうすると当然解像感が出なくなってしまいます。

それに比べて冬は空気が冷たくクリアなので、より綺麗に撮影することができます。

 

撮影にかけられる時間も長くなり、十分な煙や炎の量を確保しつつ、クリアな空気で撮影できるというコンディションは冬ならではです。

暖かくなる前に、是非工場夜景撮影を楽しんでくださいね。

おすすめの工場夜景スポット5選

それではここからは、具体的に工場夜景を楽しんでいただけるように私が選ぶおすすめの工場夜景スポットを5つご紹介します。

川崎コンビナート 千鳥町貨物ヤード前

工場夜景紹介 川﨑コンビナート

神奈川県、京浜工業地帯は社会の授業でも登場した「太平洋ベルト」に位置する工場夜景です。

中でもこの「川崎コンビナート 千鳥町貨物ヤード前」工場夜景と線路という珍しいコラボレーションが楽しめる撮影スポットです。

 

 

四日市コンビナート

工場夜景紹介 四日市コンビナート

工場夜景ファンの中ではもはや有名なスポットである「四日市コンビナート」。

いくつか撮影スポットがありますが、こちらの「四日市ドーム前」からの撮影はどこまででも続くんじゃないかと思えるほど見事な水面反射がみられるスポットとしても人気があります。

 

JXTGエネルギー和歌山製油所

工場夜景紹介 JXTGエネルギー和歌山製油所

工場夜景紹介 JXTGエネルギー和歌山製油所

工場夜景紹介 JXTGエネルギー和歌山製油所②

関西のキングオブ工場夜景といえば和歌山県の「JXTGエネルギー和歌山製油所」。

旧名「東燃ゼネラル石油和歌山工場」

その重厚感、広大な敷地、山ら見下ろしてよし、地上から水面反射を撮っても良し、近づいて鉄パイプの一本一本を愛でながら撮るも良しという関西最高峰の工場夜景です。

 

 

北越コーポレーション紀州工場

工場夜景紹介 北越コーポレーション紀州工場

工場夜景紹介 北越コーポレーション紀州工場②

工場夜景紹介 北越コーポレーション紀州工場③

こちらは意外とマイナーな三重県と和歌山県の県境にある工場夜景。

なんと川沿いには車が走れるような道路ができており、高さがあるため工場特有の柵よりも高い位置から至近距離で撮影ができるという珍しいスポットです。

水島コンビナート

工場夜景紹介 水島コンビナート

最後にご紹介するのは岡山県の工場夜景「水島コンビナート」

こちらも工場夜景好きの中ではとても有名なスポットです。

この記事の冒頭に掲載している写真も水島コンビナートの写真で、こちらも見事な水面反射を楽しむことができます。

工場夜景撮影はすべてのカメラマンにおすすめ

冬の被写体は雪や氷など天候に大きく左右される難しい撮影が多いイメージですが、実は一年を通して最も工場夜景が撮りやすい時期なのです。

撮影に使える時間や綺麗に撮影ができやすい環境などが整っています。

 

もちろん、長時間の野外撮影となるのでしっかりとした防寒対策をした上で撮影に臨んでくださいね。

参考記事

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