子供の記念写真に使えるプロの技【七五三・入園式・入学式】
小さなお子様の記念撮影をスムーズに進めるコツを解説します。
写真を趣味でやっていると、
「うちの子供の記念行事をぜひ撮影してほしい」
「今度運動会があるから、ぜひカメラマンをやってほしい」
と言われる機会があります。
特に人の記念写真を撮影するのは、好きなものを好きなように撮影するのとは違い、緊張するものです。
本記事では子供の記念行事を撮影してほしいと頼まれた時、使えるテクニックをご紹介します。
撮影のポイントを押さえて緊張せずに臨みましょう。
また、各イベントにフォーカスしたポイントについては最後に掲載しました参考記事を是非ご覧ください。
目次
子供の記念行事を撮影するといっても、何を撮影したらいいか分からないと思います。子供の記念行事で大事なポイントは、
・親御さんがお子様のために残してあげたいカットを撮影する
・親御さんが喜ぶカットを撮影する
ということです。親御さんに聞きながら撮影してもいいのですが、子供のご機嫌はコロコロ変わります。
そんな中でも「これは撮影しておけば記念になる!」という写真をきっちり残していきましょう。
七五三は、子供の晴れ姿をたくさん撮影したいところです。
しかし!
子供の晴れ着に合わせて、親御さんが正装している場合が多く、さらに孫の晴れ姿を見たいと両家の祖父母がそろう機会も多いです。
両家がそろう貴重な機会ですので、ぜひ子供を中心とした家族写真は撮影してください。
【参考記事】
校門前には、入学式や卒業式の日付が入った看板が立っています。
日付が入った看板と一緒に撮影することで、記念日が分かる写真を残すことができます。
【参考記事】
運動会の写真を頼まれるということは、しっかりしたカメラで撮影出来る競技中の躍動感のある写真を期待している可能性が高いです。
子供が走っている時の写真は、スマホやコンパクトカメラだと、ブレないように写真を残すのは至難のワザです。
シャッタースピードを上げ、かちっと写真を残しましょう。
【参考記事】
動いている子供を撮影する時は、流れで撮影していき、ベストショットを狙っていきますが、子供の目線をもらった記念写真やちょっとしたイメージカットを撮影する時は、気をつけておきたいポイントがあります。
子供を上から撮影しようとすると、身長差に加えカメラの大きさに子供が萎縮してしまう可能性があります。
子供の写真を撮影する時は、子供と同じ目線にカメラを構え、怖がらせないよう注意して撮影しましょう。
子供はちょっとしたことですぐに機嫌が変わります。
いい機嫌がずっと続けばいいのですが、歩き疲れて泣いてしまったり、思い通りにいかないことで怒ってしまうことがあります。
そのため、短時間で子供の機嫌がいいタイミングを狙って撮影していきましょう。
子供が目線をくれない時、親御さんに子供を呼んでもらうと効果的ですが、その際必ずカメラマンの後ろで声をかけてもらうようにしましょう。
近い位置から呼んでもらっても、子供の目線は親御さんの方にいってしまいます。
目線をゲットするために、カメラマンの後ろに陣取ってもらうようにしましょう。
子供の記念写真を撮影する時に、あると写真がぐっと華やかになるアイテムをご紹介します。
定番のアイテムから、100均で手に入るアイテムなどを使って、「頼んで良かった!」と思ってもらえる写真を撮影しましょう。
ランドセルは、小学校の時でしか使用しません。
入学式でピカピカのランドセルを背負った写真、卒業式で6年間ともに過ごした年季の入ったランドセルを背負った写真、それぞれとても思いの詰まった写真を残せます。
卒業式では、ランドセルを持って登校しないかもしれませんが、親御さんに相談して持ってきてもらってもいいでしょう。
七五三の記念写真の定番は、傘を使った写真かと思いますが、写真館やプロのカメラマンでなければ、持っていない場合が多いです。
そこで、100均で買えるアイテムを使って、記念写真を華やかにしましょう。
紙ふうせんや万華鏡などは、子供が遊んでくれるので、自然体の記念写真が撮影できます。
普段撮影しないものを撮影するとなると、どうしても緊張してしまい失敗したらどうしようと思ってしまうかもしれません。
ただ、そんなに構える必要はありません。
正解は、写真を渡した後親御さんが喜んでくれることだと思いますので、持っているスキルとちょっとしたポイントを押さえて、楽しく撮影してください。
skandsk021
フォトグラファーとして、ブライダルやスクールフォトなどを撮影しています。 撮影した経験を色々と書いていきます。 読者様の参考になればいいなと思っています。
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skandsk021
フォトグラファーとして、ブライダルやスクールフォトなどを撮影しています。 撮影した経験を色々と書いていきます。 読者様の参考になればいいなと思っています。