コスプレイヤー、カメラマン向け!SNSの活用とマナー、注意点
コスプレ界隈で注意すべきSNSの使い方・注意点を解説しています。
コスプレイヤーとして、またコスプレを撮影するカメラマンとして活動していくと、ある物が足りなくなってきます。
それは「横のつながり」です。
横のつながりがないとコスプレイベントに誘われることもありませんし、情報交換ができません。
コスプレイヤーですと同じ作品のキャラを複数人数でコスプレする、いわゆる「合わせ」も不可能です。
カメラマンだと撮影するモデルがイベントでの一期一会のみになってしまいます。
なによりも横のつながりが広いと、コスプレイヤー、カメラマンとしての活動が楽しくなります。
デメリットは特にないので、コスプレイヤーやカメラマンの横のつながりは広げておくべきでしょう。
目次
SNSの普及により、誰がどのような行動をしていたかという噂はすぐに広まってしまいます。
イベントでは楽しみつつも、様々な事に気を配るべきです。
イベントでは様々なシチュエーションで挨拶やお礼を言う場面があります。
例えばカメラマンに撮影をしてもらった時、コスプレイヤーに撮影させてもらった時、顔見知り程度の方とすれ違った時など、「一言の挨拶やお礼」によって、受け取る側の印象が変わってきます。
挨拶やお礼一つで距離感が縮まる可能性もありますし、逆も然りです。
社会人として挨拶やお礼は当然のマナーですから、イベント時も気を配るようにしましょう。
コスプレイヤーの場合、更衣室が用意されている場合が多々あります。
更衣室での立ち振る舞いは、他のコスプレイヤーに見られていると思って行動した方が無難でしょう。
例えば下記のような行動は迷惑をかけますし、好まれません。
・必要以上に荷物を広げて着替える
・ゴミを処理しない
・友達と参加した際、大声で騒ぎながら更衣室を使用する
またイベント会場は皆が使う公共の場です。
撮影機材を必要以上に多く持ち込んだり、一般の方に迷惑をかけたりするような行動は横のつながりを持つ機会を失うどころか、世間のコスプレイヤーやカメラマンの印象を下げます。
自分本位な行動は慎みましょう。
以前の記事で、コスプレイヤーの名刺についてお話ししました。
この名刺を活用し、横のつながりを広げていくのは有効な手段です。
しかし、連絡先を交換すると言うことはある意味リスキーであることを、心の片隅に留めておくべきでしょう。
「コスプレイヤーが撮影と称されてカメラマンと二人きりで出かけたところ、危ない目に遭った」・・・という話は、残念ながら少なくありません。
横のつながりをつけるために積極的に動きつつ、自分の身は自分で守るように心がけましょう。
個人撮影の注意事項はこちらの記事を参考にして下さい。
ここからはコスプレイヤー、カメラマンそれぞれの「横のつながりを広げるコツ」を説明していきます。
もちろんコスプレイヤーに対してのコツがカメラマンに有効だったり、その逆もありますので、是非熟読して下さいね。
イベントに参加したことある方は目にしたことがあるかもしれませんが、撮影されている、もしくは待機している傍らに自己紹介ボードのようなものが置かれているのをご存知でしょうか?
これは通称「スケブ」(スケッチブックの略)といいます。
上記のサンプル画像のように名前、SNSアカウントなどの自分をアピールできることを記載し、立て看板のように置いておくのです。
カメラマンや他のコスプレイヤーはスケブと一緒にコスプレイヤーを撮影し、誰が誰だったかを把握することが可能になります。
名刺は直接渡す必要がありますが、スケブは置いておくだけでいいので、横のつながりが自然と広がるアイテムと言えるでしょう。
現在、様々なカメラマンがコスプレイベントに参加しています。
コスプレイベントに対しての敷居が下がっているこということもありますが、スマートフォンやコンパクトデジタルカメラの画質が上がっているため、機材を買い揃えなくても気軽に参加できるようになったからです。
コスプレイヤーとしては綺麗に撮って欲しい気持ちが強いわけですから、きちんとした機材を持っていない方はお断りしている方も見受けられます。
また「知り合いのカメラマン以外お断り」としているコスプレイヤーも少なくありません。
これらの行動はNGである行動というわけではありませんが、横のつながりを広げるチャンスを逸している可能性もあるので、過度な選り好みはしない方がいいでしょう。
またあまりにも過剰により好んでいると、SNS上に晒されてしまう危険性もあるのでご注意下さいね。
イベント会場で同じキャラクター、同じ作品のコスプレイヤーを見かけたら、積極的に声をかけてみましょう。
イベント会場での即興合わせはとても楽しいですし、カメラマンも撮影してくれることがとても多いです。
なにより同じ作品のコスプレイヤーということは、趣味嗜好が似通っている可能性が高く、今後他作品で合わせを企画できるかもしれません。
「同じキャラかぶりだ」という見方ではなく、「同じキャラと出会えて嬉しい」と前向きに受け取りましょう。
カメラマンは当然ですがコスプレイヤーと異なり衣装を着ていません。
上記したスケブもありませんし、なかなか横のつながりを広げにくいとも言えます。
しかしちょっとした気遣いで横のつながりを広げることは可能です。
カメラマンとして名前と顔を覚えてもらうためには、『名札』が一番効果的です。
名前だけでも構いませんし、SNSアカウントを付記してもいいでしょう。
名札さえ付けていれば、相手が「顔は覚えているんだけど名前が・・・」という事態に陥りにくく、覚えてもらいやすくなります。
コスプレイヤーは撮影されたデータを求めています。
理由としては、SNSにアップロードしたり、名刺用に使うなど、コスプレイヤーとしての活動の幅を広げるためです。
撮影したデータを渡すことができれば、気遣いのできるカメラマンとして覚えてもらえますし、相手からも悪い印象は持たれません。
データをアップロードする方法としては、二つの方法があります。
①SNSにアップロードする
→この場合修正やボカシ、掲載許可を取るようにしましょう。
詳しくは下記記事に掲載されています。
②ギガファイル便などのアップローダにアップして、URLを教える
→大量のデータを渡したい時に有効な手段です。
コスプレイヤーはもちろんですが、カメラマンも清潔感がない人とは付き合いたくないのが本音です。
・入浴、歯磨きは必ずしてから出かける
・洗濯した洋服を着用する
・爪は切りそろえ、爪の間の汚れを取る
・前日から匂いの強い物は食べない
これだけでも人に与える印象は違います。
横のつながりを広げたいならば、まず最低限の身だしなみは整えましょう。
以前の記事でSNSについて説明しました。
この基礎知識に一工夫を加えるだけで、横のつながりが広がりやすくなります。
SNSではプロフィールの善し悪しが、フォロワーを獲得できるかどうかを左右すると言っても過言ではありません。
「自分はどのような人間か」ということを、きちんと伝えられるようなプロフィールを作りましょう。
ではTwitterを例にして説明します。
・プロフィール画像、ヘッダ画像はきちんと設定
・自分がコスプレイヤーなのか、カメラマンなのか、はっきりと明記
・好きなジャンル、作品名を記載
・おおよその居住地域を書くと、同地域の方と仲良くなれる可能性UP
・友達募集中ならばしっかり記載
プロフィールはSNS上での「自分の顔」です。
しっかりと充実させて、自分はどのような人間かということをアピールしていきましょう。
自分の発言や撮影作品についてコメントがついたら、極力返信をしましょう。
また、イベントなどで知り合ったばかりの人の投稿には積極的な反応を心掛けることも大切です。
「この人は反応してくれる」と相手に思ってもらえたら、そこからつながりが広がる可能性もあります。
しかしここで注意しなくてはならないのは、「返信や反応を相手には求めない」ということです。
「自分は反応したのに相手からは反応がないのはおかしい」というのは間違った感情です。
相手には相手の生活があり、考え方があります。
相手を尊重してこそのSNSであるということは忘れてはなりません。
自分一人でコスプレや撮影を始めた場合、はじめは誰もが一人きりです。
イベントで大勢で楽しくコスプレ撮影をしている場面に遭遇すると、うらやましいなと感じる方も少なくないでしょう。
しかし、自らの努力によってつながりを広げることは可能です。
つながりを広げると、カメラマンもコスプレイヤーも活動の幅が広がり、世界が変わってきます。
一人きりで活動するよりもきっと楽しくなります。
つながりを広げるための第一歩は抵抗があるかもしれませんが、頑張ってみて下さいね。
さしみるく
現役コスプレイヤー兼カメラマン。 現在のようにコスプレという文化が根付くずっと前からコスプレを楽しんでいます。 モデル、キャンギャル経験がいきているのか、多くのカメラマンさんからポージングや表情を評価して頂いています。(恐縮です) ただ今は、撮られるよりも撮る方が好きです。
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