これだけ抑えれば写真の印象が変わる!撮影で重要な基本構図!

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構図について

基本的に写真は自由だと思っています。

 

構図を気にしなくても被写体に力があったり、いい瞬間が撮れていれば写真は作品として成立すると思っています。

 

しかし、写真が綺麗に見えやすいテクニックがあることは確かです。

 

そのテクニックの一つに『構図』があります。

 

これは写真を上達させるうえで非常に重要ですし、尚且つ覚えればすぐに活用できます。

 

写真は立体でもなければ4次元でもなく、「平面」です。平面だからこそ『配置』や『線』を意識するだけで、写真は劇的に変わってくるのです。

 

ここで紹介するのは「基本となる8つの構図」です。

 

基本構図をさっと覚えて料理写真でも、鉄道でもポートレートや子供の写真でも、プロが撮ったような一味違う写真を撮っていきましょう!

 

C字構図

 

 

料理などのテーブルフォトで多用されるC字構図。

 

お皿やコップを少し切ることにより、大きく物を見せることができ、多くの被写体でハマりやすい構図なのでよく出てきます。

 

料理のレシピ本に使われる写真では定番の構図です。

 

 

↑こちらがC字構図を使って撮ったドリンク。

 

 

↑このコップの縁の部分がCの字に似ているのでC字構図というネーミングになったようです。

 

少し構図を考えるだけで見栄えや印象が良くなります。インスタグラムに載せるカフェの写真など、是非この構図を試してみてください。

 

S字構図

次はS字構図です。

 

 

S字構図は、文字通りS字となる様な曲線が合わさった構図のこと。斜めに曲線を配置することにより、動きを出す構図です。優雅な印象も与えます。

この曲線により、美しい感じに仕上がりやすいのが特徴。

 

例えば

 

 

↑皿を前後に二枚並べた写真。

 

それぞれ左側がローアングル、右側がハイアングルで撮られています。

 

 

お皿の外側の線がS字になるように配置しています。

 

この曲線の組み合わせがS字構図です。

 

このSを意識すると構図が作りやすく、人物撮影でもこの構図は使えます。

 

余談ですが人物のポージングの基本は I字、C字、S字です。このアルファベットを意識するとポージングが決まりやすいのですが、詳しくは割愛します。

 

シンメトリー構図(二分割法)

 

続いては海などで使えるシンメトリー構図(二分割法)です。これは上下に二分割でもいいし、左右に二分割でもいいです。

 

真ん中で区切ってシンメトリーにすることで、整っていて静かな印象を与えます。人を点景で入れても使えます。

 

山などの自然物を撮影する際、湖や海などの水面を反射させてシンメトリーに映す手法といえば心当たりがあるかと思います。自然物を利用すると静寂感のある雰囲気になりますが日常写真でも使えます。

 

例えば

 

 

↑これは橋で二分割にしました。人物を点景で入れてみました。

 

人物は真ん中に配置することで、日の丸構図と組み合わせています。

 

右上の鳥と左下の木をシンメトリーに配置することで、画面が引っ張り合って安定感を出しました。

 

対角線構図

対角線構図は二種類あります。

 

 

または

 

 

です。

 

対角線は、一番直線距離が長い線なので、目一杯画面を使えます。

 

例えば

 

 

三日月と電線です。

 

私見ですが、対角線で配置すると少しキザな写真になる印象です。

 

スナップ撮りでは鉄道や線路などの写真によく使われている構図ですが、橋や歩道橋なども構図をとり易く向いています。

 

三角形構図

 

 

安定感を出すにはやはりこれ三角構図です。画面内で△を作ると安定感を表現できます。「なにかが整っていてセンスいい」と思わせる写真には△が隠されている可能性があります。

 

例えば、こちらの写真。↓

 

 

こちらは東京にある斜張橋の写真です。三角構図を強調して配置しました。

 

安定感と存在感を意識しました。橋を渡る人をシンメトリーに配置するタイミングを狙いました。

 

放射線構図

 

 

画面内の1点から、複数の線が放射状に伸びていくような構図です。スピード感や動きが出て、迫力を表現できます。

奥行きを感じるので、空間的な作品が撮れる構図です。

 

 

 

お台場付近で撮影した写真です。モノレールはゆりかもめです。

 

この道路と線路と、モノレールを放射線状に配置することで向かってくるような迫力を狙いました。

 

さて、最後は最も重要(だと思っている)な構図を二つ紹介します!

 

8.三分割法と四分割法

 

まずは三分割法です↓

 

 

画面を縦横の線で均等に3つに分けた時にできる4つの交点を意識して被写体を配置する。

 

それが、この三分割法です。

 

交点の丸を意識して配置すると長方形に対しておさまりが良く、使用頻度は高い構図です。

 

黄金分割ともいわれており、今では携帯電話のカメラにもグリッド線(分割線)を表示する機能があったりしますので、撮り易さの変化が分かるかと思います。

 

続いては四分割法↓

 

画面を4×4の16等分して配置を考える構図です。

 

三分割法に比べて外側に被写体を配置することで生まれるスペースが表現の幅を広げ、余白によりストーリーが生まれます。

 

最後なので詳しく見てみましょう。

 

まずは、構図を意識しないで撮影した写真。

 

 

これだとメインの向日葵の位置が居心地が悪く感じます。

 

そこでここでは4分割法を使って構図を整えていこうかな、と思いました。

 

実際にこの写真を後加工で重ねてみると、交点からズレていました。

 

 

そこで、4分割法を意識して再度撮影しました。

 

 

4分割法を意識して再撮影すると。空の面積が広くなり、背景やストーリーを感じれるようになった印象です。

 

試しにPhotoshopで図解と重ねてみると↓

 

 

交点のところにメインの向日葵が配置されていますね。

 

比べてみると↓

 

 

 

このように構図を意識するだけで写真におさまりが生まれ、クオリティが上がるので是非ご参考にしていただけたらと思います。

 

 

構図を決めた際の小テクニック・・・セルフタイマー2秒

 

 

最後に構図を決めた際の撮影時のコツを紹介します。

 

それがセルフタイマー2秒です。

 

せっかく構図を決めてもブレてしまったら元も子もありません。

三脚をつけていても意外とブレることがあります。

カメラを三脚に固定し構図を整えいざ撮るぞとなった時、なんだか興奮してシャッターを押す手で自らカメラをブラしてしまうのです。

 

そんな時にはセルフタイマーを2秒の設定に変更してみましょう。

シャッターを押してから2秒後、手を離した状態でシャッターが切れる設定です。三脚やカメラの微動もなくなり、整った構図のまま静止した写真が撮れるはず。

 

おそらくメニューボタンの中にあるはずです。たぶん・・・

もちろん、ポートレートには不向きです。移り変わる表情を捉えるのには向いていませんが、風景写真ではよく使われます。

 

ピントがピッタリあった状態で撮れるので、ビシッと決まります。試してみてください。

 

最後に

 

ここで紹介した8の構図を駆使して、素敵な写真を撮っていただけたらと思います。

カメラ初心者の方でもすぐに実践できる構図ばかりですので、さっと覚えてどんどん撮っていきましょう!

良きカメラライフを!!

 

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参考記事

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