【ポートレート?星空?】理想の写真を撮影するレンズの選び方
イマイチ分かり辛いレンズについて撮りたいシーンや撮影方法等から選び方を解説しています。
カメラを買ったらまず考えたいのがその保管方法です。
大切なカメラは非常にデリケートで、湿気に弱く雑な管理をしているとレンズにカビが生えてしまったり本体内部が腐食してしまう恐れがあります。
ここで選択肢として「防湿庫」と「ドライボックス」が出てくると思いますが、価格も大きさも違うのでどっちにすればいいのか悩んでしまいますよね。
今回は防湿庫とドライボックスそれぞれのメリット・デメリットを解説し、オススメの商品についてもご紹介します。
カメラにとって最適な湿度は40%前後※と言われています。
雨の中や寒暖差の激しい環境で使用したあとなどはカメラ内部が結露して水分が侵入してしまう可能性があるので、タオルなどでしっかりと拭き取った後はすぐに防湿庫に入れるようにしましょう。
そこで湿気をしっかりと取ることで電子回路を守ることができ、カメラの寿命を伸ばすことにも繋がります。
※『ケース開閉時の急激な湿度変化を避ける為、日本では35%前後が最適』等諸説あります
さて、湿気の気になるこの季節。カメラにとって湿度管理は非常に重要です。
湿度の管理方法は「防湿庫派」と「ドライボックス派」に分かれると思います。
部屋のスペースや予算、機材の量によって選ぶのがベストですが、防湿庫とドライボックス両方のメリットとデメリットについて解説していきます。
防湿庫のメリットとして上げられるのは次の5点です。
・機材がたくさん入る
・レンズを収納するための専用棚がある
・大きさや設計がカメラの収納に適している
・湿度管理を自動でしてくれる
・鍵をかけられるので防犯上も安心
・カメラを展示ディスプレイとしても保存できる
・かっこいい
自分が使っている機材の量よりも少し大きめの防湿庫を買うと、今後レンズが増えたとしても問題なく収納できます。
また、カメラを収納することを前提として設計されているため、レンズを保管しておくためのスポンジ素材で仕切られていて転がってしまう心配がありません。
防湿庫の種類にもよりますが、基本的には希望の湿度を設定することで自動的に庫内の湿度を調整してくれるようになっています。
カメラの保存に最適な湿度は40%前後と言われているので、その数値に合わせておけばまず間違いないでしょう。
とにかく見た目がかっこいいです。自分の相棒が重厚な防湿庫の中で眠る姿を想像してみてください。
言いようのない所有感が満たされます。
さらに、LEDランプがついているモデルもあり、お洒落にディスプレイすることができるようになっています。
防湿庫のデメリットとして上げられるのは次の2点です。
・部屋に置くスペースが必要
・ドライボックスに比べて圧倒的に高額
まず、防湿庫を置くためのスペースを確保する必要があります。
サイズによっては家具一つ分くらいのスペースが必要なので、いきなり場所を確保できなかったり家族の了承を得られなかったりする場合があります。
自分の部屋のレイアウトと相談して決めるといいでしょう。
また、価格も高いものがほとんどです。
一般的なドライボックスが1,500円前後で購入できるのに対して防湿庫は数万円します。
一度購入すると簡単に処分できないので、その点はよく考えて導入しましょう。
私も使用しているオススメの防湿庫をご紹介します。
こちらの防湿庫はサイズが4種類から選べるようになっていて、一番小さい50Lタイプ以外は望遠レンズを装備したまま収納することができるほどの大きさです。
湿度をあらかじめ設定しておくことで庫内をその湿度に保ってくれて、さらに部屋の気温まで測ってくれると言う優れものです。
ドライボックスのメリットは次の4点です。
・手軽に扱える
・安い
・場所を取らない
・機材が溢れても気軽に追加できる
ドライボックスとはプラスチック製の箱で、乾燥剤と一緒に入れて保管しておくものです。
そのため場所を取らず、気軽に購入することができます。
価格も1,500円前後と安いので、防湿庫を買うかどうかは迷うけど取り急ぎカメラを保管する場所が欲しいという場合はドライボックスを用意するといいでしょう。
防湿庫の場合は機材が入り切らなくなったらもう一つ買うのに場所も資金も多く必要になるので気軽に追加することができません。
その反面ドライボックスであれば小さくて安いので簡単に追加することができます。
防湿庫を使っている人が緊急用でドライボックスを追加するという買い方もできるので、臨機応変な対応が可能です。
ドライボックスのデメリットは
・乾燥剤を定期的に交換しなくてはならない
・湿度管理が厳密にできない
・箱にしまっておくタイプなので取り出しが不便
・中身がスカスカだとレンズが転がってしまう
ドライボックスは乾燥剤を入れて湿度を管理するという仕組みなので、乾燥剤を定期的に交換する必要があります。
また、防湿庫のように湿度〇%といった指定ができないので、乾燥剤を入れる量によって調整すると言う難しさがあります。
防湿庫の場合、扉を開けるとすぐに必要なものを取り出せるようになっていますが、ドライボックスの場合は一つの箱に詰め込んでいるため、取り出しが難しい場面があります。
機材がたくさんあってドライボックスが複数に分かれている場合、どのレンズがどのボックスに入っているのかわからなくて一度全部開封するなんてこともあります。
また、中身がスカスカだと持ち上げた時にレンズが転がってしまい、機材同士が接触してしまうということも起こるので、出来るだけ隙間を作らないようにクッション材などを入れて詰めておくことをお勧めします。
おすすめのドライボックスはこちら
◆ナカバヤシ キャパティ ドライボックス(Amazonリンク)
1,500円前後という安さながら、湿度計までついているドライボックスです。
深さもそこそこあり、少し大きめのカメラでも十分収納可能です。
カメラ1台とレンズ1本なら十分収納できます。
今回はカメラの保管方法について解説しました。
楽しいフォトライフを送るためには、大切なカメラが常に正常に動作することが大前提となりますので、日頃の感謝も込めて最高の環境で保管してあげるようにしましょう。
そうすることで、より一層カメラが相棒として見え、愛着も湧いてくるのではないでしょうか。
tamin12
巨木を愛するネイチャーフォトグラファー / Webライター / Webデザイナー / Nikon Z7とちょっと変わったレンズで日本の自然の素晴らしさを追求しています。
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