素人でもひと味ちがう撮影方法! ~結婚式編~

Photographer

夏が終わると、一気にブライダルシーズンに突入します。皆さんの中にも、これから友人や知人、親族の結婚式に招待され、撮影を控えているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

結婚式という特別なイベントはぜひとも綺麗に撮影して新郎新婦にお渡ししたいですよね。当日は気合を入れて、大掛かりなカメラ機材持参で式にのぞむ方もいらっしゃるでしょう。

 

しかしイザ結婚式が始まってみると、思ったような撮影が出来ないぜんぜんキレイに撮れない、そんな声をよく耳にします。結婚式での撮影は想像以上に難しいと、そう感じるかもしれません。

今回は、結婚式ならではの撮影の難しさとその対応策、そしてちょっと他とは違うと思わせる1枚を残すための撮影ポイント等をご紹介していきたいと思います。

どうして結婚式の撮影は難しいと言われるのか

 

撮影する会場は意外と暗い。

青空の下でブーケトスを行う花嫁の姿や、華やかな披露宴会場でケーキカットをする新郎新婦など、きらびやかで撮影しがいのあるイメージが先行しがちな結婚式ですが、実はけっこうな割合で照明の抑えられた、どちらかといえば薄暗い室内で執り行われるものです。

太陽の降り注ぐガラス張りのチャペルならば良いですが、重厚なツクリの教会では、ほとんど光の入り込む余地がない環境での撮影を余儀なくされるというのが現状です。

結婚式の進行が速い。

式に参列する機会の少ない方々がまず驚くのは、結婚式というイベントの進行の速さです。

そもそも、結婚式は写真を撮影するために開かれるものではありません。

新郎新婦にしても、ステキな写真を撮ってもらいたいとは思っているものの、どうしても自分たちのやりたいことを詰め込んでしまいがちです。

結果、スケジュールはぎちぎち、慌ただしく進行し撮影のタイミングを逃してしまうのも致し方のないことかもしれません。

撮影のポジション取りが難しい。

これも結婚式という場所での撮影を難しいものにしている要因のひとつです。

多い時には100人を超えるゲストが参列します。その100人がたったふたりの主役を撮影しようと殺到するのですから、ベストな1枚を撮影するのは至難の業です。

難問山積みの結婚式撮影。その対応策とは

 

そんな様々な難問を抱えた結婚式の撮影ですが、実は有効な対応策があります。

それは、早めに会場入りしてしまうこと。

もちろん決められた時間よりも早く到着しても会場には入れません

ですが、これまで挙式開始の数分前に到着していたという方は、ぜひとも30分、早く到着するようにしてください。

そして、出入りできる場所は限られているかもしれませんが、事前に撮影する会場の雰囲気をなるべく見て回ること。

いわゆるロケーションハンティングです。これだけで本番の撮影はまるで変わってきます。

窓が少なければ薄暗い環境での撮影になることは分かります。

結婚式の進行にしても撮影のポジション取りにしても、いちど会場を目にして撮影をイメージしておけば最初の1歩が違ってきます。

 

メリットはそれだけではありません。

せっかくカメラを持参しているのなら事前に少し撮影してみてください。

ISOはどれくらいが良いのか、絞りやシャッター速度は何がベストか、先に把握してしまうことです。

先ほども書きましたが、式は想像以上にスピーディに進んでいきます。前もって撮影しておくことで、その場で慌てる心配がなくなります。

 

どうでしょう? それだけでもだいぶ失敗のリスクが減ったと思いませんか?

 

当然、他のゲストよりも先に到着しているのなら、チャペルにも早めに入ることが出来るでしょう。

前方は親族の方々が座りますが、後方は早い者勝ちです。

可能ならば、撮影しやすい位置=バージンロードに一番近い場所を確保したいですよね。

 

個人的にお勧めなのは、実は最後列

入退場の瞬間は最も近い場所から撮影でき、指輪交換や誓いのキスの場面では誰に遠慮することもなく身を乗り出して撮影することができます。

 

もちろん、専属のカメラマンや式の会場スタッフの邪魔になるような撮影は厳禁です。

周りに目を向ける余裕を持って、結婚式を楽しみながら撮影してください。

他のひととはちょっと違う写真を撮るコツ

さて、事前に会場入りすることで撮影に対する余裕ができるというメリットはご理解していただけたと思いますので、最後に、結婚式でひととはちょっと違う素敵な撮影ポイントをご紹介しておきます。

これは私も先輩カメラマンの方から教わった撮影方法ですが、簡単かつ効果的に仕上がりが変わります。

 

それは、ずばりローアングルでの広角撮影

 

たとえばチャペルで新郎新婦が退場する時、あるいはフラワーシャワーの場面で、これは威力を発揮します。

しゃがんで待機したまま、なるべく新郎新婦が自分に近づいてくるまでガマンしてください。

構図は日の丸構図。その方が歪みの心配が要りません。

そしてふたりを見あげるようになったところでシャッターを切る。

満面の笑みを浮かべる新郎新婦。それを取り囲むように、拍手喝さいを送るゲスト、舞い散るフラワーシャワー・・・想い描くだけで良い写真だと思いませんか?

 

参考記事

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