【個撮】個人撮影で発生しうるトラブルと注意点・予防法
個人撮影の注意点や予防法を解説!
「いざ、ポートレートを撮影しよう」と考えても、カメラマン1人だけでは撮影できません。
被写体として撮影に協力してくれるモデルさんが必要です。
最近はネットの普及により、趣味カメラマンでもかなり撮影モデルが探しやすくなりました。
昔のように、誰かの「コネ」で紹介してもらう必要もありません。
今回はいくつかある方法をまとめさせて頂きました。
メリットデメリットを参考にご自身に合った方法をご利用いただければ幸いです。
最近は、カメラマンとモデルの「撮影したい」「撮影されたい」というニーズをマッチングさせることが目的のサイトが少なからず立ち上げられています。たとえば「Remember」や「モデルタウン」などです。
カメラマンがモデルへ撮影依頼する場合、会員登録の後システムを利用して撮影の話を持ちかけることで成立します。場合によってはモデルから「撮影してもらいたい」というオファーがくることもあるようです。
こうしたサイトでは、他でなかなか見られない唯一無二な魅力を持ったモデルを撮影できる可能性もありますが、その一方で撮影料金自体は高くなりがちです。サイトによってはそこからさらに運営者側のマージンが取られることもあります。
多くのカメラマンが実戦しているのが、「Twitter」や「Instagram」の利用です。こうしたいわゆるSNSでは、多くのモデルが作例をアップしつつカメラマンの募集を行っています。「カメラマン募集」などのタグで検索すればすぐに見つかるでしょう。彼女らにDM(ダイレクトメール)などで撮影オファーを持ちかけ、ポートレート撮影のモデルになってもらいます。
メリットとしてはどちらのSNSもユーザーが多く、その分たくさんの撮影モデルを見つけられることです。また、モデルサイトのように仲介者が存在しないため、交渉次第では互いに料金を出し合わない「相互無償」形式で撮影を行うこともできます。
しかし、一方ではそれほどスキルのない「日曜モデル」的な方が募集を募っていることも少なくありません。経験豊富なモデルと組み撮影したいのであれば、プロフィールや撮影実績はよくチェックしておきましょう。
もうひとつの方法としては、芸能事務所などが定期的に行っている撮影会に参加するというものです。企業が主催しているため前二つのように自身でモデルと交渉を行う必要がなく、気軽に撮影しやすくなっています。
撮影会の内容にもよりますが、ひとつのイベントで複数のモデルが登場するので、モデル1人を自分で雇うよりもバリエーション豊かな撮影ができます。
しかし、撮影会は他にも多くのカメラマンが参加するため、撮影時間はある程度限られてしまいますし、周囲に迷惑をかけないスムーズかつ的確な撮影スキルが求められます。
しかし、中には集団撮影形式でないマンツーマンの個別撮影会もあるので、そうした催しを狙って参加してみるのも手でしょう。
これら3つの方法のメリットデメリットをまとめると、以下の通りになります。
・モデルの質は比較的高め
・撮影料金もやや高額な傾向があり、マージン(仲介料)が発生することも
・モデルの数は非常に多い
・比較的安く、人によっては相互無料で撮影できる可能性も
・モデルの質はバラつきあり
・交渉の必要がなく、参加が気軽
・個別撮影と集団撮影の2通りがある
・撮影の時間や方法は運営のルールに従わなければならず、集団撮影では他のカメラマンにも配慮する必要がある
このようにそれぞれの方法によい点と悪い点があるため、一概に「この方法なら間違いない」ということはできません。予算に余裕があるならば、まずはこれらの方法を一通り試したうえで撮影を行い、自分との相性を確認してみるとよいでしょう。
bitamin00
カメラマン兼ライターです。 自分の経験を元に、みなさんの撮影に活用できそうな情報を提供していきます。
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カメラマン兼ライターです。 自分の経験を元に、みなさんの撮影に活用できそうな情報を提供していきます。