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衣装やメイク、機材にスタジオとバッチリ準備してきたのに、いざカメラを向けたらどんなポーズをしたら/して貰ったら良いか分からない…なんて経験ありませんか?
せっかくセッティングしたのに、同じようなポーズばかりでは勿体ないですよね。
今回の記事では、そんなポージングに迷った方、迷いそうな方に向けて事前準備と人数別にポージングのポイントを例と合わせて紹介していきたいと思います。
撮影会やイベント前に是非一度チェックしてみて下さい。
もちろんお金に余裕のある方、より専門的に拘りたい方はいくつかの教本を参考にしても良いかと思います。
事前準備でイメージを固めよう
良いアングルやポージングの写真を撮る為には、イベント前の準備がとても大切です。
プロのモデルさんでもない限り、いきなりその場で完璧なポージングをするのは難しいですよね。
そんな初心者の方でも、しっかり事前準備をすれば迷わずポージングを取ることができるようになりますよ。
姿見は必須アイテム
イメージしたポーズが出来ているつもりでも、客観的に見ると大げさになってしまっているということがあります。逆も然りです。
少しでも客観的に見る為にも、つま先まで映る鏡を用意しましょう。
数千円から購入可能です。
夜であれば大きな窓でも代用可能ですが、外から丸見えなので注意が必要です。
撮りたいイメージを印刷しよう
イベント中は自分を客観的に見ることが出来ない為、事前に双方のイメージを固めておくことが大切です。
撮りたいアングルがある場合は雑誌や単行本の写真を印刷して相手に渡しておくとスムーズです。
(スクショでも構いませんが撮影中に気軽に手渡せる為プリントアウトをおすすめします)
家にプリンターが無いという方はネットプリント等を活用しましょう。
イメージに近い画像が無い時におススメのアプリ
頭の中にイメージがあるのに近い画像が見当たらない時は、「ポージングアプリ」を使ってみましょう。
3Dモデルの腕や足を自由に動かしてポーズを取らせることが出来るアプリです。
最近では3Dの知識が無くても手軽に使えるものがたくさん出ていますので、「ポージング アプリ」等の単語で検索してみて下さい。
今回の記事では「マジックポーザー」を例にご紹介していきます。
【リンク】
1人で撮影する時のポイント
コスプレ初心者が最初に躓くのが、「1人撮影」の「立ちポーズ」です。
画面全てを一人で埋めなければいけない為、油断すると間の抜けた構図になってしまうことも。
ここでは迷った時の選択肢として使えるように、クール系と可愛い系それぞれのポージング例を紹介していきます。
クールなイメージの場合
男装やクールなキャラクターの場合、グラビアによくあるようなポーズは参考にできません。
撮影する際は可愛くなりすぎないように注意しましょう。
①立ちポーズは小道具で空間を埋めよう
1人での立ちポーズにオススメなのが「小道具」です。
作中に刀や銃を持っているキャラクターなら是非用意しましょう。
最初のコスプレの時は衣装を揃えるのが精いっぱいで小道具までは意識が回らないかもしれません。
しかし、クオリティは高くなくても良いので小道具を一つ用意することが出来れば、当日のポージングの幅が大きく広がります。
ファンタジー武器で造形が難しい場合や、作中で武器を使うようなキャラクターではない場合は日用品の小道具でも構いません。
(学生ならノートやカバン、お菓子などの食べ物など)
どんな小道具でも世界観に合っていれば良いのです。
手ぶらでポーズを取るよりはずっと楽になるはずです。
②座りポーズは椅子や段差を有効に使おう
男装の場合、座りポーズはうっかりすると女性らしさが出てしまうことがあります。
そんな時おススメは「椅子」や「段差」を使うことです。
画面の高低差が生まれて構図も引き締まりますし、男らしいポージングも作りやすくなりますよ。
③寝ころびポーズはエスコートするように
男装やクール系のキャラクターの場合、寝転びポーズの選択肢は少なくなりがちです。
個人的におススメなのは「エスコートするポーズ」です。
ベッドに誘うような、甘く口説くような…そんなイメージでポーズをとるとセクシーな雰囲気の写真を撮る事が出来ます。
可愛いイメージの場合
可愛い系のイメージの場合は、グラビアやモデルさんのポージングが参考になります。
事前にネットで参考画像を用意しておくと良いでしょう。
①立ちポーズはS字曲線でスタイルアップ
女性らしいポージングの基本とも言えますが、「S字曲線」ということはを聞いたことはあるでしょうか。
「頭」「腰」「太もも」のラインがS字になるようにしなりを作ったポーズのことです。
普段よりも胸を張り、腰を反らしてお尻を持ち上げるように意識してみましょう。
最初は鏡の前で試してみると良いかもしれません。
また、コスプレの場合はアニメっぽい極端なポージングも可愛く写ります。
慣れないうちはぶりっ子っぽくて気恥ずかしいかもしれませんが、衣装やメイクで派手に着飾っているので写真にすると意外と気になりませんよ。
②座りポーズでは足の角度に気を付けよう
座りポーズをする際、足の角度一つで長さが違って見えることは知っていますか?
写真は平面的にとらえますので、カメラに対して垂直に足を向けるとどうしても短く見えます。
足を延ばして座るときは、カメラに対して斜めになるように足を延ばす方向を意識しましょう。
また、座る際完全に足の力を抜いて座ると太ももの肉が流れて太く見えます。
少しキツイかもしれませんが、腹筋で体を支えながらつま先を伸ばして足を少し浮かせることで細く見せることが出来ます。
③寝ころびポーズは髪や衣装の広がりを意識しよう
可愛い系のキャラクターの場合、寝ころびポーズはバリエーションが非常に豊富です。
グラビアやポスターを参考に是非色々撮影してみましょう。
その際是非気を付けて欲しいのが髪や衣装の広がり方です。
可能であれば寝ころびポーズを取った後、第三者(カメラマンさんでも)にスカートやウィッグが綺麗に放射状に広がるように調整してもらうと良いでしょう。
2人で撮影する時のポイント
さて、ここまでは1人で撮影する場合のポーズをご紹介してきました。
ここからは2人で撮影する際のポイントをまとめていきます。
クールなイメージの場合
クールキャラのコンビ撮影は対比がポイント。
二人で一つの構図を完成させるような意識でポージングをすると良いでしょう。
①背中合わせは視線の角度を意識して
背中合わせに立つ場合、視線の角度を揃えるようにしましょう。
二人とも空を見上げているのに首の角度が微妙に揃っていないと構図として引き締まりません。
重要なのは全体のバランスで見た時に視線がどこを向いているのが自然か意識することです。
②立ちと座りを織り交ぜよう
2人で撮影する際、立っている人物と座っている人物を織り交ぜてみましょう。
画面に高低差が生まれて動きのある構図になります。
③画面を対角線で区切って構成しよう
ツーショット撮影の場合、つい画面を左右に分けた構図を取りがちですが、画面に変化をつけたい場合は「対角線」を意識したポージングがおすすめです。
半分体が重なっても良いので大胆にポーズを取ってみましょう。
画面を斜めに区切った時、左上と右下にそれぞれのキャラが収まっているとシャープな印象になります。
可愛いイメージの場合
次に、可愛い系のキャラクター2人で撮影する場合のポイントをご紹介します。
①密着ポーズで仲良しアピール
可愛い系のキャラクターでツーショット撮影する場合、少しやりすぎなくらい密着して撮影してみましょう。
最初は少し気恥ずかしいかもしれませんが、女の子同士であればカップルがやるようなポーズでも不自然ではありません。
②あえて顔を移さないことで雰囲気を出そう
雰囲気のある写真を撮りたいならあえて「顔を写さない」撮影もおススメです。
二人で後ろを向いている所や、座って指を絡ませている手元のアップ等、あえて顔を写さないアングルにすることで、独特の空気感を生み出す事が出来ます。
③寝ころびポーズは角度をつけて
女の子キャラクター2人での寝ころびポーズには色々なバリエーションを生むことができます。
ドレス系二人なら画面全体を埋め尽くすような華やかな構図にもできますし、お菓子や花をまき散らしてジャケ写のような雰囲気にすることも可能です。
オススメは画像のように互い違いに寝ころぶこと。
互いの顔の間で手を繋いだり、小道具を散らしたり、構図にバリエーションが生まれます。
大人数で撮影する場合
最後に、大人数で撮影する場合のポイントをご紹介します。
横並び写真はポーズに違いを出して単調にならないように注意
横並びで真正面から撮影する場合、全員普通に突っ立っているとただの記念写真になってしまいます。
少し時間をかけてでも、一人ずつ変化をつけたポーズを考えましょう。
アイドルゲームや乙女ゲームのようにたくさんのキャラが登場する作品のポスターが参考になります。
縦並びは下から撮影すると画面がキマる
縦に並んだ構図の場合は下からあおるように撮影すると迫力が出ます。
体の向きに変化を付けて前ならえ的な整列風景にならないよう注意しましょう。
また、大型あわせの際によく撮影されているV字型に並んだ撮影も、気を付けないとバランスの悪い構図になります。
20人を超えるような大人数の場合、V字型で下から撮影してしまうと端の方にいる人が小さくなってしまい歪みが出てしまうことも。
配置や人数に合わせて上から撮るべきか下から撮るべきか考えましょう。
最後に
さて、今回は様々な状況に応じたポージングについてご紹介しました。
ここに挙げたポーズはあくまでごく一部の例です。
衣装のタイプやキャラクターの性格、メンバーの好み、当日の組み合わせによってポージングは大きく変わっていきます。
原作の再現をしたい!というタイプもいれば、とにかくポスターのようにかっこよく撮りたい!というタイプもいるでしょう。
大切なのは参加者全員の意識を共有することです。
「こんな風に撮ってみたい」と事前に共有することで、当日の貴重な時間を撮影に集中することが出来ますよ。
是非色々なポーズを試してみてくださいね。
参考記事
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