これだけ抑えれば写真の印象が変わる!撮影で重要な基本構図!
カメラの基本構図を作品を合わせて解説します。
ポートレートの可能性を広げるために、アンブレラはきわめて重要と言えるアイテムです。
写真の腕と質を向上させていきたいのであれば、ぜひ購入していただきたいところです。
しかし、ネットショップや大手家電量販店では大手からノーブランドまであらゆるメーカーのアンブレラが並べられており、いったいどれを買えばよいのか初心者にはいまいち分かりづらいものです。
そこで今回は、初めてのアンブレラ選びにおいて押さえて置きたいポイントについて解説を行っていきます。
まず、アンブレラについてあまりよく知らないという方のために、基礎的な事柄について解説を行っていきましょう。
アンブレラについてものすごく説明するならば、「傘」です。機械的な構造自体は雨や日照りの時に使うものと大きな違いはありません。
この傘が、より表現豊かなポートレート撮影を行うにあたっては非常に重要となります。
アンブレラの役割は、ストロボから発せられる光を拡散することです。
たとえば人物に対して直接光を当てると、あたかも証明写真のようなのっぺりとした写りになってしまいます。
しかし、アンブレラを介してやわらかい光を生み出すことができれば、被写体のよいところを適度に表現する要素となってくれるのです。
それでは、アンブレラを購入する際はどういったポイントに気をつけて選べばよいのでしょうか。
まず、アンブレラに関してはサイズの大きいものがよいと言われています。
アンブレラが大きければより光を拡散してくれるからです。
だからと言って、必ずしも大きなアンブレラがよいのかというと、そうではありません。
サイズが増せばそれだけ狭い場所では扱いづらくなりますし、風の影響で倒れやすくなります。
さらに言うなれば、大きなアンブレラは被写体の死角に生じる影を薄くする効果がありますが、スタイリッシュな写真を撮りたい場合パンチ力がなくなり、かえって表現を妨げるといった状況もあり得るのです。もちろん、費用も高くなるのは言うまでもありません。
そういった欠点を考えて判断するならば、趣味のポートレートなどに使用するアンブレラはだいたい30~40インチの小さめのものをセレクトされるのがよいでしょう。
アンブレラの欠点として「壊れやすい」といったことが挙げられます。「アンブレラは消耗品」と言われているぐらいです。
特に多いのが、撮影中風や身体の接触によって転倒し、骨が折れてしまうといったケースです。骨の折れたアンブレラは見映えが悪いだけでなく、ライティング的にも決してよいものではありません。
かと言って買い換えようにも、アンブレラの相場は安くて2,000~3,000円。消耗品としては決して安いとは言いづらいです。
ひとつのアンブレラをできる限り長く使ってムダな出費を防ぎたいのであれば、グラスファイバー等できる限り丈夫な素材が使われているものを選びましょう。
アンブレラのカラーは、「白」と「銀」の2種類がよく使われています。こうした色の違いは単なるオシャレではなく、ライティングにも少なからず関係しているのです。
前者(白)の場合、反射拡散された光はふんわりやさしくやわらかくなる傾向があります。
後者(銀)はその反対で、はっきりと力強さを内包した光になってくれるのです。
アンブレラの種類として、もうひとつ「トランスルーセント(透過アンブレラ)」というものがあります。
これは光をある程度通す素材で作られており、通常のアンブレラが被写体とは反対側の方に先端を向かせ光を反射させるために使うのに対して、これはあえて被写体の方に向け、発せられる光を直接和らげるデフューザーのような使い方をします。
トランスルーセントアンブレラによる光は、柔らかでありながらやや直線的です。
参考商品
UNPLUGGED STUDIO 40インチ ホワイトアンブレラ(グラスファイバー)UN-016(Amazonリンク)
消耗品と揶揄されることも多いアンブレラですが、せっかく買うのであれば使いやすく長持ちするものを選んだ方がよいはずです。この記事の情報を元に、さまざまなメーカーのものを比較検討してみてください。
bitamin00
カメラマン兼ライターです。 自分の経験を元に、みなさんの撮影に活用できそうな情報を提供していきます。
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