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昨今、TwitterなどのSNSは、コスプレイヤーにとってもカメラマンにとってもなくてはならないコミュニケーションツールとなりました。
しかし、SNSでの交流でトラブルやいわゆる「炎上」と呼ばれている事象も多く起きています。
つい自分のペースや考え方を中心にSNSを活用しがちですが、相手のことや事情を考えて行動すれば、気分を害したりすることもなく、トラブルも未然に防ぐことができます。
例えば
何百人と撮られているコスプレイヤーは、カメラマン全員に丁寧な対応や返信をすることは難しいかもしれません。
逆に経験の浅いカメラマンは、コスプレイヤー好みのレタッチが分からないかもしれません。
そういった相手の事情をふまえ、「自分の思い通りにならない前提」でSNSを活用するべきでしょう。
今回はコスプレイヤー、カメラマンにとってのSNS活用や注意点などを説明していきます。
SNSアカウントを作ろう
冒頭でもお話しした通り、SNSでの交流は現代のコスプレイヤー・カメラマンにとっては必要不可欠なものとなっています。
SNSを使って写真のやり取りをすることはもちろん、なにげない日常会話でコミュニケーションを取れば、次回の撮影にも繋がります。
よく使われるSNSとして、下記のサービスが挙げられます。
現在、最もよく使われているのがTwitterです。
理由として使用するにあたって敷居が低い点、使用ユーザー数が多い点が挙げられるでしょう。
Twitterのアカウントさえ持っていればいいと言っても過言ではありません。
もしSNSアカウントを持っていない方は、まずTwitterから作りましょう。
・Twitter
https://twitter.com/
(使用にはメールアドレスと電話番号が必須)
コスプレイヤーズアーカイブ
コスプレに特化したSNSです。
一時期よりもアクティブユーザーが減りましたが、無劣化のままファイルのやり取りができたり、自分の写真をアルバムにして公開できるなど、コスプレイヤーやカメラマンの実績をアピールすることができます。
その他にもイベント情報が充実していたり、仲間を募集する掲示板でやり取り出来たりするなど、様々な使い方が可能です。
・コスプレイヤーズアーカイブ
https://www.cosp.jp/
Twitter、コスプレイヤーズアーカイブに比べると、コスプレ業界では後発のSNSです。
ただレイアウトなどの見せ方によっては、人気アカウントに成長する可能性もあります。
多数のフォロワーを獲得すれば、インフルエンサーになり得る可能性もあります。
複数のSNS運用に抵抗がない方は、是非導入してみましょう。
・Instagram
https://www.instagram.com/?hl=ja
SNS活用のために名刺を作る
かつて「コスプレイヤーにとっての名刺」というものは必携であり、重要なコミュニケーションツールのうちの一つでした。
しかしスマホが台頭し、会ったその場でQRコード交換をしてしまうコスプレイヤー、カメラマンの方も多いようです。
つい最近はTwitterで名刺不要論について議論が発生したこともありました。
しかし、名刺というものは今でも様々な利点があります。
・顔入り名刺の場合名前と顔が一致する
・会って即SNSで繋がるのではなく、名刺によるワンクッションをおける(=つながりを強制されない)
・コレクションとしても最適
カメラマン用の名刺は名前とアカウント名が記載されたシンプルなもので問題ありません。
しかしコスプレイヤーの名刺、いわゆる「コス名刺」と呼ばれる名刺はとても華やかなものが多く見受けられます。
コス名刺は
・自分のコスプレ写真
・名前
・SNSアカウント
を記載します。
「自分が相手に知ってもらいたい情報」を記載すればOKです。
また最近の主流として、サンプル画像のようにQRコードを挿入する場合もあります。
Twitter、コスプレイヤーズアーカイブ、Instagram・・・・好きなURLでQRコードを作成するといいでしょう。
QRコードを作成する方法は、下記サイトにアクセスすると簡単に作成できます。
・QRのススメ
https://qr.quel.jp/form_bsc_url.php
イベントに慣れている方だと名刺を複数パターン用意して、相手に好きな名刺を選んでもらう場合もあります。
複数名刺を持ち歩く場合、もしくはたくさんの名刺を交換することが予想される場合は、大きめの名刺ホルダーを持ち歩くと良いでしょう。
SNSに写真をアップする際のマナーと注意点
コスプレイヤーもカメラマンも「撮ってもらった写真」「撮った作品」というものはSNS上にアップしたいものです。
しかし、なにもかもSNSにアップするのは避けましょう。
冒頭でも説明した通り、「相手あってのSNS」です。
なにかしらの事情があってアップして欲しくない方もいるかもしれません。
ここでは写真をアップする際に気をつけるべきポイントを説明していきます。
本人に必ず掲載許可を取る(名前やアカウント名の掲載)
これはコスプレイヤー、カメラマンの共通事項です。
イベントの時、もしくはSNSのダイレクトメッセージなどで
「撮った(撮っていただいた)お写真を掲載してもよろしいですか?」
と必ず掲載許可を取りましょう。
もちろん未確認でも問題ないケースもあります。
しかし掲載許可を取っておけば、トラブルを未然に防ぐことができます。
ではTwitterを例にして、必要事項や掲載方法を説明していきます。
投稿例
◆コスプレイヤーの場合
・カメラマンの名前
・アカウントへのリンク
・一言
を添えて投稿します。写真の素晴らしさなどを感想として書くと喜ばれるでしょう。
◆カメラマンの場合
・コスプレイヤーの名前
・アカウントへのリンク
・一言
を添えましょう。
被写体(コスプレイヤー)の良さを褒めると、コスプレイヤー本人にも喜ばれますし、投稿を見た他のコスプレイヤー、カメラマンにも興味をもたれる可能性があります。
アカウントへのリンク方法は「アカウントIDの前に半角の@を付けるだけ」です。
どうしても分からなかったらタグ付けという方法もありますが、本文中に記載した方が、閲覧した方のクリックが見込めるので本文中の記載をオススメします。
無関係の人にはボカシ処理をしよう
イベントにはたくさんの人が参加します。
背景に人が写り込むこともケースも多々あります。
もしそのような写真を掲載する場合、背景に写り込んでしまった無関係の方にはボカシを入れるようにしましょう。
この画像の場合、後ろに写る男性二名の顔と、個人が特定できそうな衣装の文字にボカシ処理が施されています。
ボカシ処理はハードルが高いと思われがちですが、今の時代、スマホアプリで簡単にボカシ処理が可能です。
上記のサンプル画像もスマホアプリでボカシ処理をしています。
「知らない間に掲載されてしまっていた!」とクレームが来ることを防ぐためにも、しっかりとボカシ処理をしましょう。
是非アプリをダウンロードしてみてくださいね。
コスプレイヤーさんはカメラマンさんから貰った作品をレタッチする際には許可を忘れずに
人の書いた絵をレタッチしてSNSにアップする方を見たことはありませんか?
レタッチした本人は良かれと思って修正したものでも、作家さんご本人は構図や色など全て含めて作品として発信しています。
そのため、『勝手に人の作品をいじってさも自分の作品の様に扱うな』という声があがってしまいました。
カメラマンさんも同様です。
コスプレイヤーさんが違和感を持ったとしてもカメラマンさんは作品としてコスプレイヤーさんに提出しています。
『具体的にこう修正して発表しても良いか?』と許可貰うことがカメラマンさんも理解し易いですが、
文章にするのが難しいのであれば『申し訳ないが文章化出来ないので、こちらで修正したものを見て貰っても良いか?』という趣旨で伺えばあまり断るカメラマンさんは少ないかと思います。
もちろん全くいじって欲しくないカメラマンさんも中にはいると思うので、初心者の方は出来るだけ多くのカメラマンさんに撮影頂き、自分に合った方を見つけることも大事になるかと思います。
「自分で判断できないこと」は必ず先方に確認をしよう
SNSに写真をアップする際、迷いが生じることがあります。
例として下記のことが挙げられます。
・このポーズはアップロードして問題ないのか?
・どの表情がコスプレイヤーさん的に好ましいのか?
・衣装のパーツが壊れているけど、問題ないのか?
このように「自分で判断できないこと」は、対象者に必ず確認しましょう。
判断できかねることを確認する習慣をしっかりと付けておけば、気遣いのできるコスプレイヤー、カメラマンとして相手に好まれますし、トラブルにもなりません。
よくあるトラブル例
ここからはよくあるトラブル例を二例ほどご紹介していきます。
あらかじめ「こういうことなんだな」と理解しておけば、心持ちも軽くなるものです。
コメントしても返信がもらえない
・せっかくお礼をしたのに返信が来ない
・イベントで掲載許可をもらったからアップロードした写真に感想が来ない
このような悩みはコスプレイヤー、カメラマン共に尽きないものです。
しかし、相手が超人気コスプレイヤー、有名カメラマンだった場合、コメントが殺到している場合があります。
例えばTwitterのフォロワー5000人超え、平均コメント数200というユーザーになると、一つ一つコメントを返信することは不可能でしょう。
ただそのような超人気コスプレイヤーや有名カメラマンの方も、返信やお礼ができなくとも、しっかりと見ているケースがほとんどです。
「返信が来ない=無視されている」と決めつけず、「SNSは必ずしも返信が来るわけではない」と広い心を持つようにしましょう。
コスプレイヤー側から掲載許可が出たのに、クレームがついた(修正の有無)
掲載後のクレームに関しては下記のような理由が想定されます。
・最低限の修正がされていなかった
・コスプレイヤーの気に入らない表情の写真が選択されていた
・カメラマン側が気付かなかった「何か」があった(下着が見えた、衣装が乱れていたなど)
クレームがあった場合は即座に投稿を削除し、謝罪しましょう。
そしてコスプレイヤーに「修正すれば投稿可能なのか?」ということも確認した方がベターでしょう。
人間、誰しもがミスをしますが、一度のミスで信頼関係が崩れるのは惜しいことです。
クレームが付いてしまったら、しっかりと対応するように心がけましょう。
SNSは相手を気遣いながら楽しむツール
SNSのハードルは年々下がっています。
誰でもアカウントを作成することができ、写真をアップロードすることも簡単です。
しかしそれは「相手や周りに対する気遣い」があってこそ、SNSでのコミュニケーションが成り立ちます。
既にSNSを活用している方も、これからSNSを使い始める方も、今一度「SNS上での心配り」という事を考えてみてはいかがでしょうか?
そうすれば「炎上」とは無縁の、楽しいSNSライフが過ごせることでしょう。
参考記事
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